今日は、ヘルマも留守だし、思いっきり趣味のひとり遊びに専念できます。よし、今日はひとりふたやくで、アンルシアのアフレコもしてやるぞ!
「わたし、あなたのようなおサムライ様大好き!」
「げへへへ、わたしもですよ!アンルシア」
そんな最中、一番盛り上がってる所で突然のヘルマの帰宅!どうも忘れ物をしたようです。「誰かきてるの?」と、ヘルマが部屋の戸を叩きます。
やばい!かなりやばい!どうしよう、どうしよう!
このままでは、趣味のひとり遊びがばれてしまいます!それも、ひとりふたやくするほどに、常習的なことも!まずい!急いでごまかさなければ!
「君はおさむくん・・・君はさちこちゃん。えっと君は・・・」
「何やってるの?」と、怪訝そうな顔のヘルマ。
「いや、畳の目に名前を付けてたんだよ。ヘルマ、この目はなんて名前にしたらいいと思う?」
ヘルマは呆れたように、わたしを見ていましたが、どうやら誤魔化せたようです。あぶない、あぶない。
※ひとり遊びをする時は、まわりに誰もいないことをご確認ください