提案の動機と目的
錬金魔法を主とする魔法薬学士と「薬疫ギルド」という設定上の職業を設けることによって、世界観のディティールを深堀りすると共に、葉っぱ改修発表以降起きている懸案事項を一掃したいという思いからこの提案が生まれました。
■薬疫ギルドについて
ギルドクエストを受けたプレイヤーにはその扱い方が伝授され、同時に魔法薬学士へと転職可能となります(魔剣士酒場のようなもの)。
以降、葉っぱと同等の価値(効果)を持つエリクサー(ポーション瓶に詰めて持ち歩く)を取扱いできるようになります。(使用に際してわずかながら制限あり)
この提案は「蘇生アイテムの乱用」を肯定する旨を前提として考えられており、その他提案(根本的なバトルバランスの見直しを求める声など)とバッティングする可能性があります。
□魔法薬学スキル修得で扱えるようになる「エリクサー」
クエスト(免許修得)後、専用の魔法のかかったポーション瓶5つが手渡されます。
すでに入手済み分の葉っぱや滴は以後も入手経路はそのままとし、バトル中エリクサーとの併用が可能です。
ギルドでは世界樹の葉の取引を可能とし、葉っぱはエリクサーの素となる「エリクシールエレメント」と交換される他、ゴールドで購入。おまとめ袋に所持可能となります。
エリクシールエレメント(EE)はポーションに詰めた状態から「エリクサー」として使用可能となります。バトル時、コマンドから「使う」で使用できます。
「エリクサー」は5回まで連続した使用が可能で(基本所持できるポーションは5瓶までのため)、消費後はチャージ時間を要してEEを(ドルセリンの要領で)充填することで再び使用可能となります。
エリクサーは連続使用こそ制限されるものの、改訂後の葉っぱ使用時に比べて「速効性」が期待できます。
ポーション消費後、空いた瓶にはEE一つ分を使って手動でチャージすることもできますが、5瓶使いきった段階であれば自動的に一つ分のEEを消費して5瓶分全チャージされます。
チャージ中、1瓶分に満たない段階でもエリクサーを使用することは可能ですが、その場合、通常の葉っぱを使用したときと同じ早さ(遅さ)で効果が現れます。
エリクサーは3瓶以上フルチャージ状態であれば、3瓶を同時消費する「広範囲蘇生」が可能ですが失敗もあります。
■実装後予想されること
★蘇生アイテムが汎用化することによる世界観のバランスが崩れる恐れがでる。(現状すでにつじつまが合ってない可能性も指摘できます)
★多人数バトルコンテンツに参加しやすい雰囲気がいまより醸成されることになるかもしれません。
★道具使いに至っては、新たにその特性をふまえた専用技などを持たせ、他職との差別を図る必要性があるかもしれません。
■バトル改訂案
☆ランキングはパーティ構成別にタイム表記。穴埋め的に未踏の構成をも掲示し、挑戦意欲をかき立てる表記形式をとる。
☆パターンを覚えれば誰でも倒せることを前提とした難易度設定にし、上位ランクは攻撃パターンのアルゴリズムに変数を取り入れ、時折事故が起こるレベルに調整。
□その他
葉っぱ使用時のビジュアルはそもそも統一的な世界観の解釈として見てどうなのかとも思います。現行のままの仕様を通すにしても、あの遅延分に見合う(世界観に沿った)動作を入れたらどうかとも思います。
一コンテンツで生じた問題の影響がメインコンテンツ全体に波及するのはわりと理不尽な話です。世界観設定であれば納得もするでしょう。フィールドにおける蘇生時も間延びした空気が一瞬流れるかと思うと苦笑いしかでません。
遊び人の口笛も初期のスピードに戻してほしく思います。レベルカンストしたまもの使いにもはや花を持たせて差別化を計る必要性はないように思います。
【 Another DQX 】
薬疫ギルド ストーリー設定
荒野の地下水脈の調査として地下深くにこもって世界樹の研究をしている「権威筋とその袂を分かつことになった孤高の学者連」が今回の主人公。
彼らは地下水脈を使って培養した植物の根粒菌に、不活化した植物細胞の再蘇生を促す作用があることを知り、その効果を大規模に転用する技術を開発。これにより世界樹の葉っぱより抽出したエキスを最大限に活性化させる「エリクシールエレメント」の増産に成功していました。
それから数年して「異世界線の浸入」とのちに呼ばれる時期を経て、ようやくギルドが創設されることとなり、冒険者を通じてエリクサーは一般市場に流通することとなったのでした。
最寄りの世界線ではそれはもっとも安価で身近な蘇生回復アイテムとしてすでに認知されていたものなのです。
(DQX アメイジング・イン・アザーストーリーズより抜粋)