前回の文が長すぎたので、今回は各人になりきって短歌を詠みました。
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◆ヒメア様の辞世の句 -
花と実を 見届けるのは 叶わねど
頼る畑ぞ 心安けく
(訳:私の残す花や、私の育てた者達の行く末を見届けることはできないが
それらを託した人達を思えば 安心できましょう。)
◆兄の積年の思いの句 -
五十年(いそとせ)と 人待つ君を忍ぶれば
心苦しき 五百年(いつももとせ)よ
(訳:リリオルを数十年も待たせてしまった。申し訳ないと思いつつ過ごす数百年だった。)
◆キアラの句 -
悲しいな ヒメア様逝く でも兄の
呪いが解けて 嬉しいな♪
(訳:悲しいな ヒメア様が…って訳す必要ねぇだろ!)