今から数千年前、当時のアストルティア平和守備隊の研究班は様々な戦況に対応出来るように装備を変える構想『チェンジング・アーマー・システム』をライオン型、ティラノサウルス型、鮫型、隼型、野牛型などの多数の大型ゾイドに搭載させたわ。
ライオン型のゾイドであるライガーゼロもその1体だけではなく、それらのゾイドは人為的な操作の行われていない純血種『完全野生体』のゾイドコアを用いてゾイドが持つ本来の戦闘力を色濃く残す『素体』として開発されたの。
アストルティアの『チェンジング・アーマー・システム』はあらゆる戦術に対応するための武装変更システムとして活用、それぞれの戦闘に特化した武装ユニットがそれぞれ用意されているのよ。
それは神話の時代のアストルティア平和守備隊に所属したパイロット達の愛機の中の『ブレードライガー・セイントミラージュ』『ライトニングサイクス』『ディバイソン』『マトリクスドラゴン』がすさまじい活躍を見せたのが開発陣営に影響していて、これらの異なる特性をCAS対応ゾイドに与えることが目的だったわ。
ライガーゼロの場合、ブレードライガー・セイントミラージュの特性を持つ格闘戦闘用の『シュナイダー』、ライトニングサイクスの特性を持つ高速戦闘用の『イエーガー』、ディバイソンの特性を持つ砲撃戦闘用の『パンツァー』、マトリクスドラゴンの特性を持つ陸海空戦闘用の『ブレイバー』の4種類が用意されていて従来とは異なる運用形態を持つCAS搭載ゾイド達はジャゴヌバ教団のゾイドに対抗して辛くも勝利を収めたわ。
その中でも手強かったバーサークフューラーもCAS搭載のゾイドでジャゴヌバ教団のCASのゾイドはアストルティア平和守備隊のCASを基準に開発されたゾイドだったそうよ。
バーサークフューラーはジェノブレイカーの特性を持つ高速格闘戦闘用の『シュトゥルム』、ダークホーンの特性を持つ砲撃戦闘用の『ヤクト』、キメラドラゴンの特性を持つ陸海空戦闘用の『スーペリア』という3種類のCASを搭載していて、それら3つを併せて『パーフェクトフューラー』にも変貌したの。
その『パーフェクトフューラー』を迎え撃ったのは『インペリアルライガーゼロ』で『インペリアルライガーゼロ』は『シュナイダー』『イエーガー』『パンツァー』『ブレイバー』の4つのメリットを併せたライガーゼロの完全体で、アストルティアのCASゾイドも全て完全体で戦ったわ。
それから時が流れて、新たなる肉体を与えられたライガーゼロはあたしをパイロットに選び、あたしは今でもアストルティアの平和のために戦っているわ。
きっと他のゾイドも新しい肉体を与えて、パイロットを探しているはずだから、将来のいつか………共に戦いたいわね!