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福の女神

うぃすたりあ

[うぃすたりあ]

キャラID
: FJ823-773
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 天地雷鳴士
レベル
: 133

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うぃすたりあの冒険日誌

2013-10-16 20:20:20.0 2013-10-17 01:12:05.0テーマ:その他

第5話(何とかお姉ちゃんの魔の手からマイアクセを守らねば!!)

「さあ、隠しているアクセ、出しなさい」^^

「お姉ちゃん、その前に質問!」

「何?」

「前々から思っていたんだけど…」

「んー?」

「お姉ちゃん、どうしてアクセ合成失敗するの?」

「はぁ?」

「はぁ? じゃなくてね。ほら見て? 私の竜のおまもり」

「これがどうしたって言うのよ」

「竜のおまもりは炎と光耐性がついているアクセじゃない? だったら合成することによって炎と光、どちらかの

耐性がつけばいいのよ、冒険者は。それなのに守備ついちゃったりするでしょ? 元々守備+5っていうのはあるけど

正直いらないし、失敗かな~って思う訳よ」

「……」

「お姉ちゃんさ、アクセにどんな効果がついても『うまいこといった~♪』って言うけど、みんな『うまいこといってな~い』

って思ってるよ?」

「合成出来たんだから、うまいこといってるでしょ?」

「え…。効果に対して言ってるんじゃなかったの?」

「違うわよ。合成出来た~ってことよ」

「ええぇぇぇ~~~~~」

「効果はアクセサリーの神様がお決めになるのよ」

「えっ!!?」(神様持ち出した!!!)

「私はアクセサリーの神様の使いなの」

「みんな、お姉ちゃんのウデのせいだと思っているけど?」

「まー、そうね。この世界でアクセ合成の技を取得しているのは私ただ一人だし、そう思われても仕方ないわね」

「お弟子さんでもとれば?」

「うーん」

「…何か問題でも?」

「私自身、もう少し伸びしろがあるような気がするから、もっと違う技を編み出したいのよね。それには弟子を

とって技を伝授している時間なんてないのよ」

「違う技?」

「まだ具体的なことは言えないわ」

「……」

「何よ。人の顔じーっと見て。私の顔に何かついてる?」

「何だか既得損益を守ろうとしているように思えたから」

「そんなことないわよ~。や~ね。人生日々勉強よ?」

「はいはい」

「で? あなたが合成したいのはこの竜のおまもりね?」

「!!?」

「な~に?」

「それ、もう4個合成済みだしこれ以上は出来ないでしょ?」

「何言ってるの? 新サービスを始めたの知ってるでしょ~?」

「へ?」

「さっき言ってた守備+がいらないんでしょお?」

「…うん」

「それじゃあ、外してあげるね~♪」

「え? あ、いや、待って!!!」

姉は私に有無も言わさず、持ち前の手際の良さで私の竜のおまもりについてしまった(と言うか姉につけられた)

守備+2を取り除きました。

「はい、で~き~た♪」

「あ、ありがとう」

「5,000Gになりま~す♪」

「え~~~~~!!!! お姉ちゃん、10億Gを1日で稼ぐんでしょ!!? 一回くらいサービスしてよ!!!

私の日給、お姉ちゃんの280万分の1なのよ!!!?」

「商売は商売だもの♪」

「うぅ…、ケチ…」

私はしぶしぶお金を払い、店をあとにしました。

最近、姉の銭ゲバぶりを心配せずにはいられなくなりました。

つづく
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