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続き
ドラクエ10は、この「線引き」がゆるいと感じます
ちなみに否定しているわけではありません
ドラクエ10のコンセプトに、「やめた後もいつでも気軽に戻ってこれる」というものがあるため、ゆるくしていると理解できます
「協力」を重視する人にとっては、一時的な都合でやめたフレンドが、復帰直後から一緒に遊べると嬉しいでしょう
逆に「競争」を重視する人にとっては、自分の強さを表す指針になりますので、「物足りない」と感じるでしょう
もっときつくていいと考えるかもしれません
「競争」に大きな影響をあたえるのが、「時間」です
「時間」は、あらゆる人間にとって平等であり、差を埋めることのできない存在です
多くのMMOでは、捧げた「時間」が多ければ多いほど、ゲーム内キャラの「価値」が高まる調整にしてありました
FF11もそのようなゲームだったようです
(例のごとく聞きかじりです)
「競争」の中で、上にいる存在
そこにシビれる 憧れる人達は、「時間」を捧げることでゲームに「熱中」「没頭」します
昔、いまでもたまに、数日間徹夜でMMOを続け、死んだ人が出たというニュースを聞くことがあります
あってはならない事故ですが、逆にそれだけ「時間」を捧げても、ゲームの中での「価値」に魅力を感じる人が多いことの証明と言えます
そういった事故を出さないためなのか、ドラクエ10には捧げた「時間」に対する見返りが異常なくらい少ないです
やればやるほど、アストルティア世界で一目おかれるプレイヤーになる…なんてことはありません
長い時間をかけて入手するような、他プレイヤーと一線を画するレアアイテムは、実質存在しません
レベル上げや特訓は、数百、数千時間かけなくてはいけないなんてことはなく、試練やコインでカンストできます
ピラミッド、輝石、モンスター格闘場は、そもそも回数制限があるため、「時間」を捧げることができません
プレイした「時間」が、あまり「価値」を生まないのです
特にカネトルティア問題のために、「時間」の価値は下落します
カネの価値が高いため、「時間」より、「時給」で考えてしまうのです
時給10万ゴールド稼ぐプレイヤーが10時間プレイしたととろで、
時給100万ゴールド稼ぐプレイヤーの1時間で追い付かれます
さらに10時間で1000万稼がれるわけですから、時給10万プレイヤーの100時間分になります
当然これは100時間プレイしたら追い付けるわけではなく、10倍の格差は埋まることがありません
「時間」の価値は、「カネ」に薄められてしまっているわけです
これではどこか冷めてしまいます
この、いまいち「熱中」「没頭」できないところ
これがドラクエ10の弱いところだと思います
ですが一概に否定すると、ドラクエ10のよいところも消えてしまい、過去のMMOと同じになってしまいます
ドラクエ10には、いまの魅力を保ったまま、
時間を捧げれば捧げただけ価値の増える「やりこみ要素」が必要なのだと思います
とはいえ、具体的にどんなものがいいかは、正直即答できません
今後のテーマとして考えてみようと思います
ちなみに、今ひとつだけ「時間」を捧げるほどに「価値」が得られるコンテンツがあります
ご存じ今年になって修正され、生まれ変わった「カジノ」です
RPGの成長要素がまったく関係ないので、これだけでは不十分ですが、今後の可能性を感じさせます
ですが、BOTの存在によってその「価値」に傷がつけられています
自分が捧げた「時間」と、BOTで得られたものが同じ価値になっているからです
BOTのような不正対策をおろそかにすると、コンテンツの「価値」が低下します
運営にはそのあたりをしっかりして理解し、よりいっそうBOT対策をしてもらいつつ、
新たな「やりこみ要素」を追加してほしいと思います
バージョン3に期待しています