むかしむかし、とても美しい娘がいました。
その子のお父さんが二度目の結婚をしたので、
娘には新しいお母さんと二人のお姉さんが出来ました。
新しいお母さんとお姉さんはとても意地悪で
いつもいじめられてばかりいました。
ある日、この国の王子様が舞踏会を開く事になりました。
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「あぁ~、ワシ婚期のがしてもうた・・・」
新しいお母様はお姉さんたちばかり気にしていて、
もちろん連れて行ってくれません。
連れて行ってもらえない悲しみから、一人泣いてしまいます。
すると・・・
「泣かないで」
なんと魔女のおばあさんが現れました。
「泣かないで、私が連れて行ってあげるわ」
「そうね、このカボチャは馬車。このネズミは馬車をひくトナカイにしましょう」
おばあさんが魔法をかけると、たちまち馬車が出来上がりました
「さあ、乗り込んでみて」
「そうだ忘れてたわ、あなた名前はなんていうのかしら?」
魔女はたずねます
「私?私の名前はシャンデレラよ」
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「シャンデレラね。それでは最後にあなた自身をドレスアップしなきゃね」
魔法の杖を一振りすると、シャンデレラはきれいなドレス姿になりました
「シャンデレラ、これだけは忘れないで、私の魔法は夜の12時までなの」
「12時の鐘が鳴り終わるまでには戻ってくること、いいわね」
「では行ってらっしゃい」
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お城の大広間にシャンデレラが現れると、
そのあまりの美しさに、あたりはシーンと静まりました。
それに気づいた王子さまが、シャンデレラの前に進み出ました。
「ワシと、踊っていただけませんか?」
シャンデレラは王子様と夢のような時間を過ごしているうちに、
時の経つのも忘れてしまい、気がつくと、12時の鐘が鳴り始めています。
鐘が鳴り止まないうちに帰らなくては、魔法がとけてしまいます。
「お待ちください、まだお名前を」
王子は引き止めましたが、シャンデレラは急いで城を出ていきます。
シャンデレラは片方の靴を残して帰ってしまいました
次の日から、お城の使いが国中を駆け回り、
手がかりの靴が足にぴったり合う女の人を探しました。
シャンデレラ捜索は難航に難航を重ね、
数年を要しましたが、
ついに、お城の使いはシャンデレラを見つけることに成功します
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お城の使いは大急ぎで王子のもとへ報告に向かいました。
「王子!見つけましたよ!」
「王子ーー!」ガチャ
「はっ!・・・し、死んでら」
(シンデレラとシンデラをかけたんダヨ!)
ダジャレEND