犯罪と欲望とおじさんが渦巻く都市「オッサム・シティ」
ここに自らの命を懸けて悪と戦う一人の男がいた
正義を貫くその男には2つの顔があった
昼の顔は、大富豪「ドワース・ウェイン」
そして夜の顔は・・・
ファットマン!
闇の中でうごめく悪がファットマンを待っている・・・
今日もまた・・・
~~OP終了~~
ビー!ビー!ビー!
ロビン「お、ファットさんから緊急通信だ。緊急レベル5じゃん、ちょっと急ぐか」
タッタッタ・・・
コンコンガチャ
ファットさん、ちーっす
「おいっ!おいっ!おいっ!」
「おい、ロビン大変だ」
「これはやばいことになったぞ・・・」
ずいぶんやばそうっすね
「生命の危機だよっ!これわっ!」
「やばいんだよ~、ゲロヤバだよ~」
どうしたんすか?
「ジョニーとデップが消えたんだよ!」
マジすか。やばいっすね。ちなみに誰っすか?
「オレの箸だよ箸っ!チョップスティックっ!」
あぁ、箸に名前つけてたんすね。
らしいっちゃらしいけど
「これじゃあ飯も食えなくて痩せちまうよぉ」
「やばいな~やばいな~」
「ヤバイヨヤバイヨ」
ちなみに手に持ってるのはなんすか?
「これか?これはな箸の代わりにどうにか探してきた小枝だよっ!なぁ、ジョージ!」
ファットさんやばいっすね
「だろっ?こんなんじゃ猛烈にギュウギュウ痩せちまうよぉ」
そうっすか?大丈夫っしょ
「とにかく!お前はっ!箸を探してくれ!」
うぃ~す タッタッタ…
「はぁ~落ち着かない…」
「落ち着かない~」
「ロビンまだか~」
「刻一刻と痩せてる気がするぅ~」
「どこに行ったんだよ~、ジョニーとデップ~」
『ふふふ、探し物はなんですか?』
「その声はスリムジョーカー!」
「どこだ!どこにいる!」
『私は逃げも隠れもしませんよ・・・』
(か、階段をのぼってきた…だとっ…!)
『ふっふっふ、お前の箸は預かっている』
「ジョニーとデップを!?」
「おのれジョーカー!なんて卑劣な手を!」
『返してほしくば私に勝つことだ、さもなければ・・・ハァーッハッハ!』
「クソッたれ目が!」
『いざ、勝負!』
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「ハッハッハ!ワァーッショイッ!ワァーッショイッ」
『ソーレソレソレ!ソーレソレソレ!』
「セイヤ!セイヤ!セイヤ!セイヤ!」
『ラッセーラー!ラッセーラー!』
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「ま、負けた…」
『ハァーハッハ、箸は預かっておく!』
『キサマはそのまま指をくわえて痩せ細るがいいさ!』
『また会おう!ハァーハッハッハ』
「がくっ…ぐうの音も出ないほど負けた…」
「いやお腹が減ってぐーの音は出てるけれども…」グゥ…
ただいま~、あれ?どうしたんですかファットさん
「箸が…ジョニーとデップが…」
ああ、箸っすか?はいコレ
「こ、これは!?」
さっきの小枝を削って作ってきましたよ
「おお…ロビン…サンキュー!マジで!」
「ヨロシクな!ジョージとクルーニー!」
ったくもう無くさないで下さいよ~
FATEND