この物語は人気上昇中の「異世界もの」をドラクエ風に執筆したものです
実際の設定や仕様とは異なる場合があります
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今日もスーパーで食材を買い込み家へと向かう
空は、あいにく曇っていたけど雨は降りそうにない
(ふぅ)
買った物の重さは特に飲み物を買った時に感じる
いつも通り進みながら残り半分ほど過ぎて路地へ着いた
ここではキチンと止まらないと、対向車とぶつかってしまう
私はいつも通りに安全を確かると歩を進める
その瞬間、耳に大きな騒音が飛びこむと同時に視界は暗転した
(ん・・・)
しばらくして意識がハッキリしてきたので周りを見渡す
いつの間にか、そこは平原の真ん中だった
(え??)
ビックリし思わずスマホを取り出したが電波が来ていないのに肩を落とす
かさかさ・・・
不意にした草音に思わず身構える
私は、慎重にその方向を確かめると青いゼリー状のものを見つけた
(なにこれ?)
近くにあった小枝でゼリー状のものをつついてみる
するとゼリー状のものが動き出した
「きゃ!」
尻もちをついた私の膝には先ほどのゼリー状の物が乗っていた
(え?生き物??)
よくよく見れば、その場でピョンピョン跳ねていて可愛らしい
(でも森の生物って毒あるよね?)
そう思い警戒をしたが具合が悪くなる様子はない
(なんともない?)
安心した私は食べられそうなものがないか改めて見わたす
手ごろな高さに木の実が実っていたので採ってみた
しゃき・・・
(うん・・・食べられそう)
もくもくと食べていると先ほどの生き物が足元でうろついていた
(あれ?どうしたんだろう・・・)
意図が読めずに困惑していると木の実が少し落ちてしまった
「あ・・」
転がった木の実が止まると生き物が近寄って行った
そのまま見ていると木の実が少しづつ小さくなっていった
(え? 食べてる?)
驚いた事に木の実はすっかり消えてしまった
仕方なく別の木の実を採ると生き物も付いてきていた。
(また食べられちゃう・・でもこの子もお腹すくよね?)
その生き物にも半分あげると喜んだのか肩まで登ってきた
(なんだか懐かれたみたい)
この先のことは分からないし初めての出会いは大切にしたい
付いてくるかは分からないけど、その子の面倒は見ることにした
(これからどうなるのかな)
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続く・・・?