この物語は人気上昇中の「異世界もの」をドラクエ風に執筆したものです
実際の設定や仕様とは異なる場合があります
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プルーンと一緒に平原を歩いていると、今度は小鬼のような生き物を見つけた
(あれも襲ってくるのかな?)
警戒を強めていると小鬼が気づいたようで、こちらへと向かってきた
「きたっ お願い!何とかして」
無駄かもしてないけどプルーンに声をかける
すると小鬼に向かって飛び跳ねていき当たると包み込んでしまった
(うまくいった?)
しばらく見ていると小鬼の姿はなくプルーンの近くに銅貨も落ちていた
「プルーン・・・戦ってくれてありがとう」
その時、気のせいかプルプルといつも以上に震えた気がした
(何か意思を伝えてる?まさかね・・)
平原を一回りすると、銅貨が貯まってきた
持ち歩きにくいので兎を倒した時の毛皮を袋に使っている
これはプルーンに毛皮を残すように頼んでみたら残ったものだ
(本当に意思が伝わってるのかな?)
町へと戻ると店へ入り【銅のナイフ】というものを買った
長剣もあったけど私には短剣の方が使いやすいと思った
(これで私も戦える)
今度は少し遠くに行ってみようと木々が生い茂る場所までやってきた
(森?ううん、林かな?)
林を進むと芋虫のような生き物を見つけた
「でたっ プルーン、いくよ!」
私は芋虫に向かってナイフを切りつけた
体液のようなものが飛び散ったがプルーンが吸収している
何度か切ると芋虫は動きを止めた
「よし・・その子は、そのままでいいよ」
プルーンが芋虫を吸収しようとしたので止めさせた
(やっぱり意思が伝わってる?)
言葉を話してほしいけど、教えれば話すだろうか
「ねぇ・・君の名前を言ってみてよ?」
プルーンに語り掛けると少しプルプルした
(いや・・震えても分からないよ)
「ごめんね、震えても分からないの・・・」
プルーンはその場で止まった
(はぁ・・無理があるのかな)
今日はこの辺にして町へと戻ることにした
「町へと行くよ、付いてきてね」
今日は少し小走りに町へと向かっていく
プルーンが激しく飛び跳ねてついてくるのを見ると可愛らしい
(この子も成長してるのかな?)
やがて町が見えてきた。もう少しで到着しそう
走る速度は緩めていない。プルーンは大丈夫だろうか?
【ま・・・・て・・・】
(え?)
何か聞こえたような気がしたけど周りには何もいない
(きのせい?)
後ろのプルーンは、しっかり付いてきている
「?」
疲れているのかもしれない、今日は早めに休もう
町へ着いたら、すぐ宿探しだね
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続く・・?