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竜族の司書

ダリアクルツ

[ダリアクルツ]

キャラID
: SU809-926
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 賢者
レベル
: 129

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ダリアクルツの冒険日誌

2020-08-25 23:01:43.0 2020-08-26 00:58:39.0テーマ:おしゃれ活動

レインドレス感想・茶番(貴族の花嫁)

【今回も茶番日記です。】


彼女に出会ったのは、父の四十を祝うパーティでだった。
父の古い友人の娘らしく、父親とともに挨拶に来たらしい。

【父の友人】
「この子がダリアです。
ほれ、お前からも挨拶なさい。」

【ダリア】
「クルツ家長女、ダリアと申します。
40歳の誕生日おめでとうございます。
素敵なパーティにお招き頂いて、とても光栄です。」 挨拶を終え、こちらを見て微笑む彼女。
その表情はとてもかわいくて、
僕は直視できなくなって目をそらしてしまう…


しばらくして、貴族たちのあいさつ回りが終わる。
パーティがひと段落付くと、父から重大発表があるとの事。


【父】
「この場を借りて私から一つ発表させて頂きます。
ここにいるクルツとは古い中で、
以前からお互いの子がつがいとなる約束を交わしておりました。
いわゆる、許嫁というものです。」

ん?え?

【父】
「この度、クルツ家のダリア嬢と我が息子が正式に婚約した事を、
この場を借りて発表させて頂きます。」

えぇぇぇぇぇえええ!?

僕の驚嘆などかき消すように、
盛大な拍手がパーティ会場を包みこむ。


パーティが終わり、僕は父に詰め寄る。

『どういう事!そんな話聞いてないよ!?』

【父】
「そう言うな、前々から向こうと話していたのだ。
それに事前にお前に伝えても、
逃げる口実を作って断るに決まっておろう?」

ぐぬ!図星だ…

【父】
「あの場で言えば、もう逃げる事も出来まい。
観念して、めとればいいのだ。」

はっはっはっ!と笑う父にここまで苛立ちを覚えたのは初めてだ… 後日、彼女が我が家に来た。
家臣たちの評判も良く、誰とも気兼ねなく接しているようだ。


毎晩、彼女は月明かりの下、祈りを捧げていた。
その様子を扉の陰から、見守る。
決してのぞきじゃないからな!?

コン!あっ。
誤って扉の角に足をぶつけて音を出してしまう。
彼女と目が合う…。

【ダリア】
「どうかなさいましたか?」

『いや、毎晩祈ってたから、不安なのかな?って思って…』

【ダリア】
「ふふふ、お祈りはただの習慣です。
ただ、不安じゃないといえばウソになりますね。

家族と離れ、知らないお屋敷へ来て、知らない方達に囲まれて、
不安なことも多いです。それに貴方にも、
その…嫌われてるんじゃないかって…」

『え?僕が…?』

【ダリア】
「初めて会ったあの日、目を逸らされてましたよね?
それに、こちらに来てからも私を避けておられるようですし…」

確かに思い当たる節はある…
彼女といるのが気まずくて、つい避けていたのかも。

【ダリア】
「急に私のような者が来て。疎ましく思われているのではと…」

『そんなことはない!その…一緒にいるとちょっと気恥ずかしくなる
というか!疎ましいとかじゃ全然なくて、その…』

だめだ!こんな言葉じゃない!
僕が言いたいのは、そんな言葉じゃない。

『あぁ!もう!』

僕は彼女の手を両手に取ると彼女の眼を見つめて。

『かわいくて!綺麗で!ステキで!
好きで好きで、辛くなるんです!
こんな僕でいいのかとさえ思います!
一緒にいて嫌われたらって不安になるんです!
だから距離をとって、ずっと様子を見てて…』

あ…
途中から、余計な事を口走ってる事に気づく。

【ダリア】
「クスッ
だから毎晩、扉の後ろから覗いてらしたのですね?^^」

しかも気づかれてた!?
彼女は僕の手を、両手でいのるように握り返す。

【ダリア】
「お互いに不安な思いを抱えていたのですね。
ご安心ください。私の思いが変わることはありませんわ。」

暖かい彼女の手と言葉。

『僕も、君が好きなこの気持ちが変わる事はないよ。
君が安心できるように、僕が守っていくよ。』

月明かりの下で、自然と誓い合う二人…

【ダリア】
「…改めて言うと、ちょっと恥ずかしいですね。」

『…君がそれ言うの!?』

二人に笑いがこぼれる。 【ダリア】
「ところで、その…なさったりとかはしないのですか?」

『?…なさる?…なにを?』

【ダリア】
「父と父君から、貴方の[夜の相手も務めるように]と言われていて、
えっと、毎晩扉の外まで来られていたようなので、
その…いつお声がかかるかと…」

『…うん。とりあえず明日、父を殴っておくよ。』







【父】
「はっはっはっ!孫の顔が早く見たいものだ!」











…という話なんだけどどう? 【ダリアクルツ】
「…却下です。私は綺麗な服よりカッコいい服が着たいのです><
こんなフリフリ似合わないです>△<」

コイツ…いつも黒い鎧着てるせいか、
最近、綺麗系カワイイ系拒絶しやがる…


ここまで読んでくれてありがとう^^
是非感想コメントお願いします^^
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