【こんにちは、ダリアクルツです^^】
【レッツ茶番日記でございます♪】
【露出が少なければ魅力半減だといつから錯覚していた?】
雪すさむ山の中。
強さを求め、無謀な修行をするものも少なくない。
当然、命を落とすものも少なからずいる。
そんな雪山を進む、馬に乗った少女と狼が一匹。
狼『(スンスン)…ワオーン!』
ダリア『どうしたの?』
狼が駆け出すとわずかに雪が盛り上がっているところを掘り始める。
わずかに崩れた雪の山から人の手が現れた。
それを見て少女も馬を降りて一緒に掘り始める。
………
『…ですか!?…大…ですか!?』
誰かが激しく俺の肩をゆすってくる。
目を覚ますとそこには、一人の少女と一匹の狼がいた。
ダリア『よかった、生きてた。』
狼『バゥ!』
どうやら、俺は雪に埋もれていたらしい。
修行中に吹雪に吹かれた、までは覚えているのだが…
記憶があいまいだ…
ダリア『とりあえず、近くの村までお送りしますね。』
そういうと彼女は俺を馬に乗せ、
彼女自身も俺の前に乗り込む。
それは前後で並んで座っており、
自分と比べて彼女の華奢な体がよくわかる。
ダリア『よっ、と。それじゃ、落ちないように手を回して…』
そういって彼女は俺の手首をつかむと自分の前に回す。
だが、片腕を回したところで、彼女の様子が変わった。
ダリア『(!?…ひどい凍傷。このままだと最悪の場合…
何とか温めないと…)』
深刻な面持ちのまま固まった彼女は、少しの間をおいて
”うん!”と一言。
考えを固めたようだった。
ダリア『失礼しますね!』
そう言うと、彼女は俺の腕を勢いよく自分の服の中に突っ込んだ。
前に引っ張られる俺をよそに、彼女は逆サイドに振り向き、
もう片方の俺の手首を掴んで、同じように服の中に押し込んだ。
ダリア『~!…ひぅ…っめたい…』
絞り出すような悲鳴をもらす彼女。
声をかけようと思ったが、
次の瞬間にはモコモコの上着を服の上から押し付けるように被せて、
がっちりと固定される。
期せずして服の下から彼女を抱きかかえるような体勢になった。
ダリア『応急処置です。これなら振り落とされる事もありませんよね?
ちょっと窮屈ですけど、我慢してくださいね。』
振り返った彼女はニコっと笑った。
俺は彼女との密着具合の気まずさからか、頷く事しかできなかった。
惜しむらくは手の感覚がない事だ。残念。
村に着くまでの間、彼女の話を聞いた。
彼女は冒険家で雪山や氷河、雪原で主に行動しているらしい。
この前、でかいクレパスを調査して龍の化石を発見したんだとか。
どうやら、彼女にとっては一番の自慢のようで。
ここぞとばかりに調査の難しい点や、どれほど貴重な体験かを解説してくる。
終始楽しそうだ。
そんな話をしてる間に、村の入り口に着いたようだ。
村から人が出てくるのを見て、
彼女はそそくさと、服から俺の腕を引き抜く。
事情を説明して、俺は村人に引き渡された。
ダリア『よかったぁ。
もう、あんまり無茶しちゃだめですよ。』
彼女はそういうと、再び馬に乗った。
村に留まらないか?と、俺は声をかけようとしたが、
そんな俺の前に狼がやってきて、何か言いたげである。
・・・わかったよ。
お前も、ありがとな。
俺の渋い苦笑いを見て、狼も悟ったのか、
大人しく俺に撫でられた。
振り返り様、ニコリと笑顔を残して、
彼女はまた、狼と一緒に山へと去って行った。
<<あとがき>>
文字数足んないわーーー!!!ww
もっと詳しく書きたかったけど最大の敵に阻まれたわw
他人の服の中に手を入れて、温まるのいいよねぇ♪
(おい、他人の熱量奪うなよw)
厚着だけど、モコモコ具合がカワイイ衣装だったわ♪
では今回はここまで~♪
是非、イイネ・コメントお願いします(*^▽^*)