リットの冒険日誌

・ドラクエXは、「MMORPG初心者向け」に見せかけてはいるが、実は
　「MMORPG中・上級者向け」に作られたゲームである。

②ではこれについて説明します。

まず、ドラクエに限らず多くのMMORPGでは「他のプレイヤーと一緒に遊ぶ」
までに一人で延々と多くの作業（キャラクターの強化）が必要です。
たいていの場合、この「楽しく遊ぶための前提作業」だけで、
ものすごい時間と手間がかかります。

ドラクエの場合、「タコメット狩りですべての職で42レベルまで上げ、
パッシブをそろえる」「最新装備をそろえる」「アクセサリをそろえる」
「耐性をそろえる」あたりがこれに当たります。
今ではかなり緩和されていますが、かなりの時間を要したプレイヤーは
少なくないでしょう。

当然、これらをこなしていないキャラクターというのは、話にならない
くらい弱いですし、多くのプレイヤーがこの前提作業をこなしています
から、「〇〇くらいそろえてから来いよ！」という怒りの感情を生みます。

他のオンラインRPGと比較すると、ドラクエはこれら前提作業はかなり楽な
ゲームといえます。
かつてのゲームでは、
「出現確率1万分の１のレアを6個集めて初めてパーティに入れる」
とか普通にありました。（さて、なんのゲームでしょうｗ）

しかし、ドラクエの場合そのシステム上
どのくらいの強さか一見分かりにくいため、「分かっている人」と
「分かっていない人」との間に大きな溝を生みます。

コインボスやエンドコンテンツ（常闇とか）に行く場合
・装備、アクセが最新
・パッシブや武器スキルは一通りそろっている
・このボスに必要な耐性がそろっている
・相撲システムや敵の攻撃範囲を正しく理解し、対処法を知っている

パッと思いつくだけで、これらが必須です。
しかも恐ろしいことに、これら前提条件の多くは
「システム上、分かりにくい上、必須だとはどこにも書いていない」のです

つまり「レベル上げやアイテム集めを必死にやったのに
『あいつは耐性も戦い方も分かっていない奴だ』と叩かれたり、
場合によってはグループからはじき出されたりと悲しい思いをする人が
出てきます。

③につづきます。