【5.2ストーリーネタバレありです】
5.0のストーリー
魔仙卿:「お前設定盛りすぎで草」
5.2ストーリー
主人公:「ブーメランで草」
と大体こんな感じな気がしますが、主人公っていつの間にかなろう小説もびっくりな設定もりもりキャラになっていましたね。
バージョン2の頃に、「アンルシアの強さを見ると主人公がいかに一般人なのかが良く分かる」とか言われてたのが懐かしいです。
ゲームとはいえ、やっぱり自分の功績や努力が認められるのは嬉しいものですよね。地道な下積みや小間使いから始まり、世界の危機を何度も救っている何でも屋な主人公がきちんとほめてもらえるのって、ある種ゲームの醍醐味なのかも知れません。
さて、世の中ではよく「ゲームばかりやってないで勉強しなさい」とか言われます。ネットゲーム中毒なんて言葉もあります。最近ドラクエをプレイしていて、それとお仕事をしていてそのあたりについて色々思ったことをまとめてみました。
まず、なぜ人はゲームにハマり、現実逃避をするのでしょうか?
その一つの答えが↑の「主人公(イコール自分)がきちんとほめてもらえる」ところなのではないでしょうか。
クエストの達成やストーリーはもちろん、レベルアップや毎回の戦闘において、ドラクエでは基本的に主人公が報われるような作りになっています。しかもたいていの場合、素敵なビジュアルとサウンドで盛大にほめてもらえます。
オンラインゲームの場合、他プレイヤーは自分を常にほめてくれるわけではありませんが、見た目は自分の思った通りに出来ますし、キャラを強くするのは手間ですが、現実世界の自分を鍛えるよりは手間がかからない上に、たいていの場合、他プレイヤーもそのあたりを認めてくれます。
しかし現実では多くの場合、勉強や仕事とは「つまらなくて苦痛なもので、やっても褒められることはまずないのにやらないといけないこと」「常に自分より目上の存在がいて、常に『まだまだだな』と言われ続けるものだったりします。
…そりゃ、嫌になりますよね。
想像してみてください。もしドラクエでレベルアップの度に「まだまだ未熟だけど雀の涙くらいはマシになったな」とか「まだその程度なの?ざぁこ」とか「早く次のレベルに上がりなさい。まだまだ足りないよ」言われ続けたら…。私なら黙って電源を切って本体ごとゴミ箱に放り込みます。
逆に言えば、勉強でも仕事でも、ちょっとステップを踏んで誰かに褒めてもらえるだけで、ひとはそのポテンシャルを発揮できるんじゃないかと思います。
(というか実際ゲームのように丁寧にほめると子供の成績って面白いくらいに上がります)
で、ドラクエ。ストーリーや演出がほめてくれるのが上手なのは当然として、そこはオンラインゲーム。やっぱりフレンドやチームメンバーから温かい言葉をもらえると、それだけでやる気がすごく出ちゃうのが人間ってものですよね。
ちょっとしたことかも知れませんが、「あなたと遊ぶとすごく楽しい」「いつもとても感謝している」なんてのをお互いに伝え合うだけで、自分の周りのゲーム環境はすごく良いものになるかも知れません。