僕はサブキャラで、バトンが回ってくることもほぼないので、ちょっと僕の名前の由来についてお話ししようかと思います。
僕の名前は「ギン・ヨウム」です。
「ギン」は「夏目友人帳」の作者・緑川ゆきさんの漫画「蛍火の杜へ」という夏目の前身にあたる作品の登場人物の名前から来ています。
人間が触れると消えてしまうという、人でも妖怪でもない不思議な存在の少年と、人間の少女が織り成す、優しく、切なく、儚い恋の物語。
蛍という少女がある夏、おじいさんのすむ田舎に遊びに来た時、山神が住むという森に迷い込んでしまいます。
そこは妖怪などがいるので入ってはいけないと言われている森で、入ると妖怪などのいたずらで出られなくなると言われていました。
森から帰れず泣いていた少女蛍を助けたのが、ギンと名乗る少年でした。
キツネのお面を付けた奇妙な少年・・・自らを妖怪だという。
蛍はギンに導かれ、無事に帰ることができました。
しかし、蛍は助けてくれたギンに心惹かれ次の日も森へ入ってしまいます。
ギンは人に触れると消えてしまうというので、一切触れないまま話をしたり遊んだりするようになります。
それから毎年、夏になるとおじいさんの田舎に遊びに来てはギンに会いに行っていました。
年々蛍は成長しますが、ギンの姿は変わりません。
中学生になっても、高校生になっても。。
ギンは自分のことを話します。
自分は元々は人の子であったと。
赤ちゃんの時、山に捨てられていたギンは、本来なら人の来ないこの森で死んでしまうはずだった。
しかし、その子を哀れんだ山神によって人に触れなければ生きられる者として森の妖怪たちに見守られながら生きてきたという・・・。
蛍とギンは毎年会っているうちに心惹かれていきます。

二人のその後は・・・。
いつか触れることはできるのでしょうか?
この物語「蛍火の杜へ」は45分の短編映画として劇場公開されています。
Amazon primeに登録している方は、今なら無料で視聴できます。
この先の話が気になる方は、一度視聴してみてはいかがでしょうか。
そして、僕の名前「ギン・ヨウム」のヨウムは漢字で書くと「妖夢」あやかしの夢と書きます。
以上、僕の名前の由来についてのお話でした。