あきたこまちの冒険日誌

 無人の庭。

 プラコン一家に乗っ取られてひさしいわが家の庭に、何年ぶりかの静寂がおとずれた。


ヤンチェス
「子どもたちが帰ってきてるんですよ。」
「ふたりともちょうど、仕事が休みで。」
「年末年始は、こちらですごすそうです。」

 帰省する場所、まちがえてませんか？

アリリ
「タンすけなら、出かけてますよ。」
「めずらしくご主人がつれていきました。」
「シーソーの請求がどうとか。」

 心層の迷宮。

 はりきってお料理を作っていたことなど、おくびにも出さないお母さん。

 ドーナツクッションとハートライトは、ゆうかさんからいただきました。

チェト
「あ、この髪ですか？」
「ヨメにすすめられて、変えてみました。」
「ヨメも実家に帰ってます。」

 おたくはいろいろだいじょうぶですか。


キキ
「髪の色かえてみたの、どう？」
「でもお兄ちゃんには負けたかんじ。」
「おしごとは続けてるよ～。」

 女の子はあかぬけて帰ってくるねえ。

 家に入ると四人が同時に話しはじめるため、お客様にはごめいわくをおかけしております。

 冒険日誌は毎週土曜日更新(予定)です。