恋愛観と嫉妬論と銘打った本シリーズも、今日で完結です。
出会いと別れが繰り返されるこの世界。
美しい出会いだけでなく、そこには別れもついて回ります。
悲しい別れ、醜い別れは得てして、嫉妬という黒い炎に身を焦がされた人が中心となって
起こる悲劇であるケースが多いです。
この嫉妬という感情は、ティアという世界(というより、人と人が交わるネトゲ)では、
切っても切り離せない感情です。
楽しいアストルティア生活を送るに当たり、この嫉妬という感情の事を
私達は正しく理解し、付き合っていく必要があります。
悲しい別れ、醜い別れを見ない為にも。そして、当事者にならない為にも。 (。◕ .-。)
< 嫉妬論 >
『嫉妬』という感情は不快な感情のひとつです。
自分の心に発生する嫉妬でも、他人の心に芽生えた嫉妬であっても。
出来れば見たくない、感じたくない感情の一つですね。
嫉妬というのは黒い炎です。その炎が強く大きくなると、自分の身を、そして最終的には他者の心を焦がします。
自分を見失ってしまい、自分をコントロールできなくなり、他者を傷つけてしまう。
そして、結果として自分を嫌いになってしまう。
嫉妬というのは、他者があってからこそ芽生える感情です。
『 好きな人が、他の人と仲良くしている。 』
『 あの人の方が、お金を持っている。強い武器、良い装備を持っている。 』
『 あの人の方が、目立っている 』
嫉妬というのは受動的な感情です。他者に対する劣等感、敗北感から発生するのです。
< 嫉妬が及ぼす症状 >
◇自分の卑下
嫉妬は自分の心を卑しく貶めます。他者に対する敗北感。私はダメなやつだ。私は魅力が無いんだ。私なんて。
自分を必要以上に貶める、毒物のようなものです。
暗く深い闇に落ちていく感覚。その落下をどこかで止めないといけません。
◇周囲への攻撃
他者への愚痴。他者への詰問。
『 なぜあの人は他の人と遊ぶの?私だけと遊んでくれればいいのに 』
『 なぜ私の好きな人を連れて遊ぶのですか!止めて下さい! 』
束縛、独占欲という自己中心的な感情が、周囲を振り回します。
◇パートナーへの不信感
自分を卑下し、他者を傷つけ。不信感は倍増する。嫉妬という黒い炎が心を焦がし、
結果として、悲しい別れ、醜い別れに至ってしまう。
相手を傷つかせ、周りを傷つかせ。そして自分も傷つく。いい事なんて、何もありません。
恋愛に限らず、ティアにおける嫉妬という感情は、何も生み出さないのです。
< 嫉妬と正しく向きあうには? >
先に述べたように、嫉妬は受動的な感情です。
他者に対する劣等感からくるこの感情をコントロールするには、自らの考え方を少し変える
アプローチをする必要があります。
近代文学史に、武者小路実篤という方がいらっしゃいます。
その方の名言に、このような言葉があります。
『 人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり 』
「自分自身を咲かす喜び、他者と共に咲く喜び、人が自分を見ていても、見ていなくても構わない。
私は私として、凛と咲きます」 という意味です。
自分自身の価値を認める事。他者の価値を認める事。
そして他人との価値を比べない。人は人。自分は自分。相対評価で無く、絶対評価。
そうする事で、他者と比べる感情を抑制する。
♪ ナンバーワンにならなくてもいい 元々特別なオンリーワン
あなたは。あなたという一つの花なのです。 誰かと比べる必要はないのです。
そうする事で、嫉妬という黒い炎は小さくなることでしょう。
アストルティアを楽しむ。ドラクエを楽しむ。ゲームを楽しむ。恋愛を楽しむ。
その為には、他人に嫉妬をしない。黒い炎を抑制する。
それには、自分を強く持つ事が大切なのです。
如何でしたでしょうか。ティアにおける恋愛観から、黒い嫉妬論まで一通りお話してみました。
ちょっと偉そうになっちゃいましたが、このお話が誰かの旅路の一つの切欠になれば、幸いです。
またいつの日か、真面目モードでお話しますね。
明日からは、またふざけモードに戻りますw
では、また。ごきげんよう。 (。◠‿◠。✿)
~Fin~
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