こちらは、審査員特別賞の発表会場となります。
『 審査員特別賞 』 … 金のおたから花 5本
【受賞】 ゆき DG493-452 執刀日 不安で握る スマホから お水やお手紙 届く愛情
<講評>
審査員特別賞です。
こちらの特別賞に選ばれた作品、実は最初に出した基準を満たしていません。
それは、『この日誌だけで、背景が判る』という条件を満たしていないのです。
ですが、その条件を満たしていないから、取り上げないというには忍びない物語が
この作品には込められています。
その為、特別に「審査員特別賞」として、こちらの作品を取り上げさせて頂きます。
ゆきさんのこの歌は、少し特別な思いが込められています。
彼女のお義父様が病を患い、入院、手術をする運びとなった時期がありました。
歌の『執刀日』はその事。
不安で仕方がない彼女の元に、ティアから届くお水、お手紙。
彼女の心の支えになったのは、想像するに難くありません。
そんな彼女の日誌から、少しだけその心の動きを抜粋させて頂きました。
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今私のすぐそばで、一つの命が消えようとしている。
ねぇ、木曜の私は笑ってる?
明日が怖い。
すごく、怖い。
楽しかったわ。
リアルが安定していたことに、多大な感謝を。
そして繋がった先にあなたがいてくれて、本当にありがとう。
戻れる場所が、あるといいな。
もちろん、戻るつもりよん♪
でも…
もし、失えば私は全力で家族を守ります。
吐き出すことで、気持ちを整理させて頂きました。
ゲーム性にそぐわない内容であったことをお許し下さいませ。
生きてほしい。
明日を信じたい。
これ以上、愛する人を奪わないでほしい。
少しだけ、リアルな私に力を下さい。
これが、最後にならないと信じて…。
畑は皆様にお任せします。
出逢ってくれてありがとう♪
一緒に過ごしてくれてありがとう^^
みんな、みんな、だーいすき。
ほんの少しだけ、離席しますね♪
すぐ戻るわ♪
行ってきます^^
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結果。彼女のお義父様の手術は、成功したそうです。
今でもゆきさんは、お仲間と仲良くティアで遊んでいます。
歌だけでは判らない背景なので、スタッフともども非常に悩んだ所でしたが、
やはり、素直な思い。素直な感動で歌を詠まれたという事。そしてこの物語を皆さんに
ご紹介したいという気持ちで。選考させて頂きました。
ゆきさん、 おめでとうございます!
~Fin~