メイアの冒険日誌

　　　自分が出来る範囲で、悩んでいる人の手を握る。それだけでいいのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
おはうおーございます♪
メイアです。　 (｡◠‿◠｡✿)

まず最初に、おことわり。
後編では少し、リアルでドライな辛めのお話をします。

ここからは、リアリストの私の一面で語るお話。
私はポエムを語るつもりはありません。

それを踏まえて、ここから先をお読みください。








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『　大　丈　夫　』



それは、心から悩める人を前にした時に言う一言。
でも、言う側にとってはとても勇気のいる一言。



あなたは人の相談に乗った時、悩む時ありませんか？

私の一言は何の意味をもたらすのだろうかって。

私の一言は無意味な一言ではないのかって。

そして私は、無責任な事を言っていいのかって。






　　　　　　　　　　　　『　大丈夫？　あなたに何が判るの！？　気休めは止めて！　』






私も何度も言われました。時として自身が、深い悲しみに襲われる時もあります。






念の為に言っておきますね。
ここで立ち去っても良いんですよ。かっこ悪いことなんてありません。
人の相談に乗る時、ここが肝要。

立ち去って、見ていない振りをすることだって良いんです。
立ち去って、強いサポを雇って、自分自身のレベルを上げて、また挑戦しても良いんです。

どちらも間違ってはいません。






もしあなたが、諦めずにまた助けに行くのなら。
時に仲間と。時に強い武器と魔法と意思を持って。悩める人を救いにいきましょ。
そして、渡してあげるんです。気つけ薬としての、



　　　　　　　　　　　　　　　　『　あなたは一人じゃないから、大丈夫　』



って言葉を。








けど、テキストベースのこの世界。
文字での交流だけで全ての問題が解決する事などそうそうありません。

確かに、あなたの　『　大丈夫　』　の一言は、薬。
けど、間違えないで。その薬は全ての病に効く万能薬ではありません。

これだけは知っておきましょう。
『　根拠の無い大丈夫　』　の一言は、患者を救う為の、気つけ薬でしかないという事を。






　　　　　　　　　　　『　自分の心の傷は、自分で癒さないといけない　』






私は、この原則論だけは変わらないと思います。
周囲に出来るのは、その人の心が折れないように、見守るだけ、支えるだけ。

心の病を治すのは、最終的には患者さんの体力と免疫力。
周りの人は、相談に乗る人は。心揺るがず、患者さんの意識が飛ばないよう、
手を握ってあげましょう。






　　　　　　　　　　　　　『　あなたなら、乗り越えられる。大丈夫だよ　』　って。








前回のＡさんに。私は再び返信を入れます。



　━メイア━━
　自分は一人じゃないって事実にどれだけ救われてきた事か。
　不安で思考力が低下している人は、その事に気がつきにくい。だから

　　　「一人じゃないよ、大丈夫」

　って一言はその人を「気付かせてあげるお薬」。
　貴女のお薬に気付いて、救われてきた人は沢山いると思いますよ。
　━━━━━━



そうすると、Ａさんから、こんな返信がありました。



　━Ａさん━━
　ああそうだ…私は心細さの不安を救われてきてたんだ…！！
　悩み自体がうまく収まるかが解消するより、そちらで安心できて頑張れてきたんでした！

　　　「傍にいるよ、味方だよ」

　これなら私も自信持って明るく言えます(*´▽｀*)思い出させてくれてありがとうございました！
　━━━━━━








言葉の可能性は、無限ではありません。



冒頭に述べたように、私は綺麗事だけを言うつもりはありません。
あなたが手を握ってた心の患者さんが、立ち直りきれず倒れてしまう時もあります。
全ての問題を解決できる、銀の弾丸は無いのです。



けどそこで悲観して、足を止めてしまってはいけない。
必要以上にダメージを受けてはいけない。



出来る事は、限られているのだから。
自分の力を正しく理解して、出来得る可能性を把握して。その上で最大限の努力をし続けましょう
それが、人って生き物です。



自分が出来る範囲でいいから。勇気を出して、悩んでいる人に手を差し伸べてあげて。
その人の手を握ってあげて。『　大丈夫　』って。



それだけで良い。
あなたに出来る事は、ただそれだけ。あとはその人が立ち直るのを、揺らぐことなく見守ってあげる。



それが、『　大丈夫　』　という言葉に込められた思いの全てだと、私は思うのです。


～Ｆｉｎ～