目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

紅殻破砕の大英傑

てんこ

[てんこ]

キャラID
: BW106-615
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 136

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

てんこの冒険日誌

2025-04-09 23:49:48.0 テーマ:その他

月下美人


夜闇はもの寂しいものだ。先行きの見えない不安。自分の進むべき道が見えないと、人はなんだか自分が居る場所を「底」と感じてしまう。お天道様は、高い、高いところから照らしてくれる。光に照らされた道を歩む安心感に比べると、無明の道を人知れず行く頼りなさといったらない。

故にーー月は夜空に有りて神々しい。まだ文明の松明がない原始の世界において、太陽のない夜には、月だけだ。月だけが暗い世界を照らしてくれる。ひっそりと、あたたかく。

そんな、月の光に照らされて輝く、灯火のようなひとだった。無明の闇を流離うたよりなき私の、たしかに夜闇に見た光だった。



            ーー月下美人ーー



夢を見ていたんだ。世界を救う夢を。人知れず故郷を後にして、最低限の物だけを身につけて、殆ど身一つで、遠い道を歩んだ。悲しい人、困っている人、命を落とす人、それら全てを、自分が救うんだと、心に決めていた。

ーーけれど、現実はそう上手くいかない。

「ちっ、相変わらずだな。この程度のモンスターに苦戦してるようじゃ、俺もまだまだだ」

故郷の小さな村を飛び出した俺は、経験値を稼ぎつつ、装備を買う金を稼ぐ目的で、モンスターが多い遺跡をあえて根城にしていた。そうしてモンスターを狩りはじめて何日経っただろうか……思うように強くなれない自分に、内心俺は苛立っていた。

「くそっ!やっぱりまだまだ戦うモンスターのレベルが低いんだ、もっと強い敵と戦わないと……ん?おぉ、金色の宝箱だ、レアアイテムがドロップしたぞ」

このモンスターのレアドロップ品は高値で売れる。久しぶりにまとまった収入が手に入ると興奮した俺は、背後から忍び寄る別のモンスターに気づかなかった。

「……なんだよこれ、ちいさなメダルじゃないか。くそっ、レアドロップかと思ったのに、期待させやがっ……」


「シャア~!」

「!?やばいっ、反応が間に合わな……」
「……?なんだ?モンスターの動きが止まったぞ?」

パチン。








ツヅカナイ
いいね! 15 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる