知ってはいたんだ…、誰しも天界や神、天使などという存在を信じてくれるものはいないと…。
天使と会い、神であることがバレた。バレたというよりかはさらけ出したとでも言っておこうか。
元から知り合いの奴には俺が神であることが知ってはいたが初対面の男には"ただの異常者”自称神と言われてしまった。その事に本物だなんだと言うつもりはない、何故なら言っても結局は信じてはくれない、自称神だと述べる宣教もいるだとか…、馬鹿馬鹿しいだとか言われるが、その言葉に反論する術はない、反論すれば大体二つの結果になるからだ。1つは信じてはくれず嘘だ冗談だと述べる。二つ目は証拠を出せという。証拠を出しても信じる自分を阿呆らしく思うのかトリックだとかそういうのを使って誤魔化すかの2つになる。
そもそも、天界や神、天使は架空のもの、絵本の登場人物として下界では扱われてきた、そうなれば信じない方が多いだろう。逆に信じてしまえばその者に罵声を浴びせられる始末。
俺はこれからは、龍神としてでは無く、竜人として関わっていこうと心に刻んだ。天界では天界なりの自分、下界では下界なりの自分としてー。