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天星の神さま

まさきせんし

[まさきせんし]

キャラID
: SO248-055
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: ガーディアン
レベル
: 133

ライブカメラ画像

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まさきせんしの冒険日誌

2025-12-02 14:27:36.0 テーマ:その他

RP短編小説【戦慄の武士】

未の刻―。

「ここなら貴方が来ると思っていましたよ。魔物斬りの殺戮者殿」

怪盗シーフが霞の中に向けて放つその名。
過去グランゼドーラで起こった厄災を生き延びた人や魔物、魔族なら少なくとも知るであろう、伝説の武士。
魔界を恐怖へ陥れ『魔物斬りの殺戮者』として名を広めた―。
彼の名は、焔刀気。
そんな彼が、怪盗シーフと幻影帝との間に居た幻影騎士を瞬く間に切裂いたのだった。

「き、貴様が…!?な、何故ここにいる!」

彼から放つ殺意に恐れ戦く幻影帝。
彼も実際にその戦場に居た一人故、あの頃の強さを知っていた。

「…お前が知る必要はない。殺してやるからさっさとかかってこい」

金色に光輝くその鋭い眼付は、幻影帝の身を震えさせた。
幻影帝は一歩また一歩と後退る。
そんな姿を刀気は見逃さんと抜刀術の構えを行った。

「くっ…覚えていろ。いつか貴様らを我が神が倒してくれようぞ!」

リレミトによって逃亡を図る幻影帝。
そんな行為を見逃さんと神速の抜刀を放つ刀気の一閃は、彼の仮面にヒビを入れ込ませた。
同時に、黒き円形に吸い込まれる形で姿を晦ませる幻影帝。

「逃亡を許していいんですか?魔物斬りの殺戮者殿」

「…いい加減その名を呼ぶな義賊。」

「これはこれは失礼いたしました。刀気殿」

「…はぁ。」

二人の掛け合いの中に入るシルティアは、言葉足らずの中口を切る。

「あ、あの…、助けていただいてありがとうございます。」

「ん、お主は…」

「シルティア・メルキュール…です」

「メルキュール家の…娘か」

ボロボロになった姿でも彼女は気品を忘れず丁寧な挨拶をする。
彼は会釈をしつつ、踵を返す。
彼は怪盗シーフに言伝を告げる様に立ち去る。

「彼女の傷を治療してやれ、月夜の奇術師」

「えぇ、言われなくても…」

彼女らは互いに道を枝分かれする様にその場を後にしたのだった。

◇◇◇◇◇◇

それから数日。
幻影教団の一人、『幻影闘士』は、竜牙の力の一つである『気脈感知』を使用し、より濃い魔力の残量が集る場を感知し襲来しに向かう。
そして、竜牙の知り合い達との激闘が繰り広げられるのは、また別の機会に語りづがれるであろう―。
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