おさむさん主催の、災厄の王討伐の遠征が今日、行われた。
【災厄の王】の謎が、もう少しで解き明かされそうになっている今、
少しでも、時の王者たちを、
奴との【真の戦い】へと挑めるようにするために、
奴との戦闘経験のない冒険者たちを中心に募集をかけたのだそうだ。
おれは、すでに幾度か奴と戦ったことがあるので、
進んでこの遠征に出向くのは野暮だな、と思い、
成功を祈って、別の冒険に挑むことにしていたのだがー・・・
『ザラsん!』
『ぐあ!』
『ザラさん!』
不意に、おさむさんの声が聞こえてきた。
どうやら、幾つかの討伐隊を編成したものの、
最後のPTの頭数が一枠足りないので、
手を貸して欲しい、とのことであった。
そう言われて、断る理由はない。
というかそもそも、実はやっぱり、行きたかったのよw
これで、はからずも、飛び入りの口実はバッチリというわけだw
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☆ ☆ ☆
というわけで、行って参りました災厄討伐!
もう何度目になるのか・・・
1・・・2・・・ま、まあ、そこそこだ。
さて、今回の構成は・・・
戦士2名
バトマス(ハンマー)1名(←ザラ)
盗賊1名
武闘家1名
魔法戦士1名
僧侶2名
という、物理PT・・・。
キャンセラーが3人の代わりに、僧侶が2人になる。
僧侶2名、それも、蘇生補助職も無しで挑むのは、初めてである。
キャンセラーが踏ん張らねば、勝利は危ぶまれるだろう。
と、懸念の通り、
我々は2度やぶれてしまう;
バトマスとして初めて災厄に挑んだが、
今一、立ち回りが掴めない。
攻めの立ち位置では、キャンセルに不安を感じたので、
最終的におれは、
キャンセラーとしての役目にほぼ従事することになった。
ツメが二人いるので、役目としてはこれが正解なのだろうが、
うーん・・・
キャンセルしかしないバトマスなど、
劣化戦士のような気がしないでもない;
まだまだ、災厄でハンマーバトマスを使いこなすには、
経験が必要そうだ。
ともあれ、最終的には勝利することはできた。
僧侶2枚で勝てたことは、
僧侶のお二人には、大きな自信につながるだろう。
おれもそのうち、自分僧侶の、僧侶2枚やってみたいような、
決してやりたくないような、複雑な気分である。
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かくして、戦い終わって、いつものgdgd。
突き刺さる若様の視線・・・。
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今回参加した人たちは、
時間の都合で、帰還を余儀なくされた方をのぞいて、
全員、討伐に成功なされたようです!
初討伐の方々、おめでとうございます!!
お手伝いのみなさま、お疲れさまでした!!
というわけで、残った人たちで、記念写真!!
これで、この時代の節目に、
災厄の王との、真の決着に挑める勇者たちが、
また幾人も誕生したというわけだ。
今、世界では様々な不穏な空気が立ちこめている。
朽ちたレイダメテスに、まがまがしい力が満ちているという。
一方、迷宮では、伝説に語られる、大魔王を見たという噂が立ち、
ヴェリナードでは、最凶の合成屋が覚醒の兆しを見せ、
そして災厄の王は、
その真なる力をもって、
アストルティアを飲み込まんとする。
終わりの始まり。
激動の時代の、ひとつの終演の物語が、もうすぐやってくる。
おれも、冒険者の端くれとして、
今度の冒険が楽しみで仕方がない。
さあ、冒険者たちよ、準備は良いかな?
お楽しみは、これからだ。
~~~FIN~~~
Σ (゜_゜;)!!?