今日はなぜか、自分の家に【閉じこめられ】出られなくなった;;
以前の日誌に、家の中が、家具意外のモノが、
真っ暗闇になって、家から出られなくなった、的なことを書いたと思うが、
今回も、それと全く同じ状態だった。
前回は、一度寝て(ログアウト)、起きると(再ログイン)、
何事もなかったかのように戻っていたので、
何だ、夢か、と思っていたが、今回はどうやらそうではないらしい;
寝ても覚めても、悪夢は続く。
おいおい、これは本当にヤバいんじゃないの?;
そう思ったおれは、
とりあえず神に祈った(※サポートに連絡)。
その後、1時間ほど仮眠をとって(ログアウト)、
再び起きると、団員達がチームに顔を出していたので、
暗闇の中で、この状況について、あれこれと会話していると、
30分くらいしてから、ある人物が、暗闇の大陸亀亭に訪れた。
低レベル装備である、【癒しセット】に身を包んだ、
やけに色白な、人間の青年。
名前は異国の文字で綴られているようで、おれには理解できなかった。
しかし、その雰囲気が、普通のヒトならざる、
ただならぬモノなのは理解できた。
そう言えば聞いたことがある。
アストルティアの中で、【許されがたい罪を犯した者】や、
どうあがいても、我々冒険者の力では、
【救いようのない状況に瀕した者】の前に、
いつの間にか現れ、
【制裁】や【救済】などを施して去ってゆく存在。
天の使い、神々の御手。
その名は【GM】・・・。
GMは、異空間に囚われたおれの状況を瞬時に理解し、
指一つ動かさずに、何かを行使した。
とたん、目の前が真っ暗になり、
気づいたときにはおれは、大陸亀亭の外にたたずんでいた・・・。
周りを見ると、いつも通りの、平和なフラワーガーデン。
まるで、何事もなかったかのような光景が広がっている。
ちゃんと正常に動けますか?と、
GMはおれに尋ねた。
ひとしきり歩き回り、
家の中に再び入っても、
おれが異空間に囚われることは、もう無いようだった。
礼を言うおれを一瞥して、
神の使いは、何の感情もこもってないような声で言った。
『またいつでも、気軽にご報告ください』
それだけ言うと、
GMは、どういう呪文を使ったのかは解らないが、
ルーラ石を使うでもなく、
その場でとたんに、文字通り一瞬で、『消えた』。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
そして、日常は戻ってくる・・・。
閉じこめられたのは災難だったが、
実に得難い経験をできたので良しとしようか。
今回の教訓。
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実に皮肉で、滑稽な話だが、
その日の冒険を終える時は、自宅以外の場所で休もう;;
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閉じこめられてから、独自に調べた情報だが、
Mサイズの家で、家具を目一杯置いている家で冒険を終えると、
異空間に囚われやすいのだそうだ。
まだまだ噂の域を出ないが、
対象の冒険者の諸兄は、どうか気をつけていただきたい;
~~~FIN~~~