ついに決戦の日はやってきた。
【見破りツアー】・・・
真・災厄の王が目覚めてすぐのころ、
気の合う仲間たちで集まって、
深夜のおバカなノリで組まれたはずのこのツアーであったが、
冒険者達の知識の積み重ねにより生み出された、
戦いのセオリーが確立され、
もはや、【見破り、そして討伐すること】に、
その目的を変えつつあった。
それでもなお、【見破りツアー】と、言い続けたのは、
今回のメンバーの、ムスビさんのお手紙を読んでのことであるw
正確な文章は覚えていないが、こんな感じ。
『こ、今回は見破りツアーなんですよね!;』
『あんまりガッチガチじゃなくてもいいんですよね!』
多分、本人様が忘れ去ってしまうくらい、
何気ない言葉だったのだろうけど、
ありがとうございますw
うまく言えないけど、元気が出ましたw
ちょっと最近、勇み足になってたけど、
これこそが、おれの大切にしたいことの本質なのですw
だが、全力は、無論尽くす。
できれば、仲間たちと共に、勝利を味わいたい。
前回、勝利は掴めども、無力を感じることしかできなかった、
これは、おれ自身の戦いでもあるのだ。
勝ちたい、そして、勝たせたい。
ということで、おれは前日までに、パラディンのLVを限界まで上げきり、
金策ついでに強ボスをちょこちょこ回り、
得たお金で財布が許す限りの耐性防具を整えた。
今できる、これが最善。
さて、当日・・・
決戦の時まで、およそ2時間ちょい。
あとは何をしておくべきか、と、考えていると・・・
『ザラさん><』
と、急に声がかかった。
声の主は、盟友の【ライティアさん】。
お互いの挨拶もそこそこに、彼女は切り出した。
友達の災厄の王討伐(幻影)の、
手伝いをしてくれないか、という話であった。
ライティアさんは、以前の日誌で、
災厄の王の手伝いをしてくれる、と申し出てくれたのだが、
タイミングをちょっと逃したこともあり、ご一緒できていなかった。
その上、数日前に、彼女と、盟友のメイアさんの行く、
【真・災厄の王討伐】を手伝ってくれないか、と、誘われたのに、
おれはその日、自分のチームに関わる大きな用事があって、
ご一緒することができなかった。
何とかして、近いうちに機会は作らなきゃならないな、と、思いつつも、
でも、ライさんはもう、おれのことなどもはや、
全然アテにしてないかもな、と
もやもやしていたところなので、
今回のお誘いは、まさに渡りに船であったし、本当に嬉しかった。
もちろん、二つ返事でOKするつもりで、おれは聞いてみた。
ザラ 『(決行は)いつ頃のお話になりそうですか?』
ライさん 『いますぐです><』
え >(゜~゜;)
かくして、真旧災厄の王、二連強行軍が始まる。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
というわけで、実にアホな会話を連発しながら、
旧災厄の王を打ち破ってきた。
ウォーミングアップにしてはちょっとだけハードだが、
良い経験になったのは間違いない。
おれ自身の見破りツアーの開催時刻も迫っていたので、
早々に切り上げてしまうことになったが、
もうちょっとゆっくりできれば良かったね;w
慌ただしくて申し訳なかったです;;
ライさん、お誘い、本当に嬉しかったです!
ありがとうございました!!
おれなどで良ければ、またいつでも、呼んでくださいw
できる限り、駆けつけます!!
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
そして、次は遂に、真・災厄・・・。
と、文字制限来そうなので、引くわよ!!!!
~~~続く~~~