戦いは、終わった。
この戦いは、おれが企画し、
実行に移すことのできた、初めてのイベント。
この企画を成功させる為、
おれはパラディンの修行を続け、まがりなりにも、装備品も揃えてきた。
最高の仲間達と共に、強大な敵に挑み、見破り、そして倒す。
冒険者として生きる上で、これ以上の喜びがあろうか。
パラディンとして挑み、ある程度の手応えも掴めた。
少なくとも、前回のように、無力感に苛まれることは、もうない。
企画としては、この上ない大成功といえるだろう。
大成功の、はず、なのだ・・・。
だがなぜか、この討伐が終わったとき、
おれはいわれもない寂しさと、脱力感を感じていた。
冒険を始めてから、ここまでに、少しずつ溜まっていた【疲れ】が、
ここに来てついに、溢れだしたかのようだった。
おれがやりたかったのは、本当に『これ』なのか?
おれはこの写真を撮る為に、
あんなに必死になって準備していたのか・・・?
真・災厄の王を見破り、倒すことができれば、
それだけでこのツアーは成功なのか?
冒険者としての己の成長、そして栄光と裏腹に、疑問は残る。
いや、答えはすでに、見えているはずなのだ。
いかんな、幾多の冒険を経て、多くの冒険者達と旅をともにして、
悲喜交々、少しは解っていたような気になっていたのだが、
まだまだ、まだまだ達観はできないようだ。
一人でいると、また要らんことを考えてしまいそうだな、と、
思っていたとき、アストさんが、討伐と、迷宮をご一緒してくれた。
殆ど、会話はしなかったが、おれはそれだけで、
なんだか救われた気になった。
駄目だ、らしくねぇ。
愚痴はここまで。
おれは、おれの思うことを大切にして、明日からも歩んでゆこう。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
今日は、おれが企画した2つ目の災厄討伐(幻影)に挑んできた。
カタキさんと、ヨシハルさんの、神話編進行のために組んだものだ。
参加メンバーのモモさんが、寝坊して出発時刻に間に合わなかったので、
昨日の今日で、ライティアさんに来ていただくw
ちょっとだけ後から、バタバタとやってきたモモさんは、
終始、(フレチャで)謝り倒しながら、
『うわーーーん!』とか、
仕舞いには、『キョーーーーー!!』などと奇声を発し始めたが、
通常運転な上に、気持ちは十分に伝わったので、まあいいかwと、
挨拶もそこそこに出発するw
災厄の王(幻影)を、今回も、どうにか撃破。
僧侶が2名だったので、ちょっと危ない場面もあったが、
メンバーのドウさんが使ってくれた【せかいじゅの葉】のおかげもあって、
11分という、なかなかのタイムで撃破することができた。
カタキさん、ヨシハルさん、初撃破おめでとう!
参加メンバーの皆様と、ついでにモモさんも、お疲れさまでした!
ありがとうございました!
うん、いいね!
元気がでてきた。
昨日今日と、快く付き合ってくれた皆様、本当に、
ありがとうございました!
一人で凹んでて、申し訳ない!
そして、ここまで、読んでくれた方々。
今回は、お目汚し、大変失礼しました。
文章に認めたら、気持ちの整理がガッツリついたので、
おれはもう、大丈夫でございます!
でもまあ、大事をとって、災厄討伐期間が落ち着いたら、
ちょっと、の~んびり、ザオ旅行でもしようかね・・・w
~~~FIN~~~