ザラターンの冒険日誌

☆　　　　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　　　　　☆




竜。


それは、地上最強の幻獣にして魔獣。

人を遙かに越える英知を宿し

その鱗は鋼鉄よりも硬く、

一度羽ばたけば、木々をもなぎ倒す。

吐き出す息は、この地上における、どんな炎よりも熱く、

その牙に穿てぬものは存在しない。








幼い頃に、おとぎ話で聞いた、竜の伝承。

恐怖よりも、おれは憧れの感情を抱いたのを覚えている。

それほどに、【竜】という存在は、

誇り高く、力強くそして壮麗で、おれの心を掴んで離さなかった。






竜と七日七晩戦った勇者の物語。
竜と心通わせた旅人の物語。
他にも、【竜】にまつわる物語は、尽きることはない。


そのどれもに、おれは目を輝かせて聞き入ったものだった。



今でも、おれの中で【竜】とは、
全ての魔物達と、まるで一線を画した存在なのである。







今おれは、その【竜】の目の前にいる。






魔竜【ドラゴンガイア】は、

その辺にいる、獣じみたドラゴンとは、明らかに違う。

その瞳には、確かな知性が感じられ、
猛々しさの中にも、王者の風格を見せている。

おそらくは、
物語に伝え聞いた、おれの最も憧れる【古き竜】か、
それに近い存在なのだろう。









【竜殺し】。

それは、冒険者なら、

誰もが必ず一度は夢みる、最高位の栄誉。

まさかそいつに、このおれが挑む日が来ようとは・・・・。




届くか、この手が・・・？


本当にやれるのか、おれたちが・・・？






眼前を見据える。



瞳に映るは、まごうことなき、巨竜。





手に持つ槌を高く掲げ、おれは目の前の王者に敬意を表した。







ぶつける。全て。




冒険者としての、今までの経験を。




おれの竜への憧れを、お前に・・・！






さあ、やろうぜ、竜よ！








おれの心中を知ってか知らずか、


赤き魔竜は、我々を見据えて、大きく吼えた。





心臓を潰されるかのような猛烈な振動が、全身を襲う。


竜の叫びは、人の魂を砕く、というが、
これは本当のことなのかもしれない。





ここで怯んでしまえばおれは、
この竜の前に、二度と立てなくなる気がして、
腹の底から勇気を奮い立たせ、負けじと雄叫びをあげた。





『いくぞぉぉぉあああああああッ！！！！！！！』





それが、開戦の合図となった。






☆　　　　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　　　　　☆ ☆　　　　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　　　　☆



というわけで、ガイア３連戦行って参りました！！




発端は、ムリーヤさんが、
アストさんへのお返しついでに、昨日のメンツでどうか、と
持ってきてくれた【みちくさコイン】。


これが終わった後引いた福引きで、
アストさんが見事ガイアコインを引き当て、
その場のノリで敢行してしまった、と、言うわけだ。




結果から言えば、

我々でも、十二分にドラゴンガイアと渡り合える！！
ということが解った。




しかし、１戦目を終えてアクセは出ず。




だが、ここでムリーヤさんが、
秘蔵していたガイアコインを振る舞ってくれる；；



ありがてぇ、ありがてぇ；；

ものすごいありがてぇ；；






ということで、二戦目を終えた我々。

だが、ドンペリにて出迎えを受ける。

ぐぬぬぬ・・・！！





だが、ここで引き下がっちゃあ、男がすたる。

おれは、チームで行く用に取っておいたガイアを、
今こそ使うことにした。

チーム用のは、後で買い直す！！！！







コイツで最後だ、ガイア！！

玉取ったらぁぁぁぁぁぁああああ！！






☆　　　　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　　　　　☆ ☆　　　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　　　　　☆








とまあ、こうなりましたけどねｗ



でも今は、ガイア倒せただけで、おれは満足でありますｗ



でもいつか、もっともっとものっそいカッコ良くて強いドラゴンが、

出てきてくれるといいなぁ・・・

おれでは絶対勝てんような、圧倒的な奴ｗ

竜に憧れる冒険者の心境は、複雑なのである。




その後、
気が変わらないうちに、バザーで
チーム用のガイアコイン買い直すときに
金額をみて、めんたまとびでそうになったｗ




ドンペリ、ラッパ飲み。

いやはや、今日はとんだ豪遊になってしまったものだｗ；




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～～～FIN～～～



☆　　　　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　　　　　☆