かつて、あわよくばと思って、
ソロ活動をしている盟友を、うちのチームに勧誘してみたことがある。
その盟友は語った。
今はまだ、盾のエムブレム(=自分のプレイスタイル)に、
未練があるので・・・と。
誇りと、ポリシー。
おれに、彼らに負けないモノがあるとすれば、
まがりなりにも、1つのチームを創って
団長として歩んでいるということだと思った。
ならば・・・
みんなでそれを、ぶち壊してみたらどうか。
今まで積み上げてきたポリシーを、全員が一度崩して、
新たにゼロから、新しいチームを組み上げるのだ。
新たなルールを。
新たなエムブレムを。
そして、新たな名前を。
招き入れるのではなく、共に創ってもらう。
おれが楽しませるのではなく、
皆が楽しめる空間を、みんな自身に創ってもらえれば。
もちろん、おれ自身も努力は怠らないつもりだ。
願わくば、例え、おれが明日くたばったとしても、
みんなの意志で歩き出せるチームにできれば。
陸亀旅団を壊す、といっても、
今の団員達は、
そのまま次のチームにも参加してもらおうという考えである。
今のチーム自体を、家(容れ物)であると考えているおれ自身には、
抵抗はほぼ無かった。
だがー・・・
チームには、チームレベルというモノがある。
おれの力だけでは、到底ここまでのLVにはなっていないだろう。
☆ ☆ ☆
11月。
おれがこのアイディアを、団員達に切り出せないまま、
チームレベルは18になってしまった。
団を壊す、という考えをもっている奴が、
これ以上黙っているのは、もはや裏切りでしかないな、と思った。
そして、この団を壊すと言う話を、
唯一聞かせていた盟友にも、申し訳がたたない。
団員達は、おれのこの意見について、どう思うだろう。
全ての信用を失うかもしれない。
団を抜ける、という人もでてくるかもしれない。
それでも。
このアイディアを誰かに話した時点で、もう、
【はじまってしまっている】のだ。
むかしっから、
おれは、誰かと意見を戦わせるのは好きではなかった。
譲れる道は、基本人に譲る。
でも、人として、男として。
引いてはいけない一線は、たまにやってくる。
戦わなきゃいけないときが、やってくる。
元々のガラではないけれど、
そういうときに、頭の中で自動再生される曲。
TUBEの【花火】。
(;゜▽)< 精神年齢は、今も昔も大して変わらんな・・・w
おれは腹をくくった。
☆ ☆ ☆
盟友様の2人に、この話を改めて打ち明ける。
その日と、その翌日、
おれは、団員達の一人一人に、恐々この話をした。
団員達の多くは、
チームを組み直す(=チムレべが1になる)ということに関しては、
意外にもほぼ全然抵抗がないようだった。
一名、人一倍、人見知りの団員を除いては、
全然すんなり、満場一致に近い形で、この話が通ってしまった。
残った一名の団員は、直接の面識が無かった、
盟友の一人との引き合わせを望んだので、
おれはその機会を設けた。
この件に関しては、あとは、その人自身の問題だ。
☆ ☆ ☆
纏まったチームの総意を、改めて二人の盟友に伝える。
お二人は、さらに深く考えたようで、
前向きな返事を頂いていた盟友の一人も、
色々と、真剣に考え直すようにしたようだった。
(゜ロ)< 一人も共に来てくれんかもな・・・;
ただ、お二人は、
自分達の為に、チームを壊さなくても良いのではないか、
と言ってくれた。
しかし、おれがこの計画にかけた情熱は、
日誌に綴ったとおりですw
☆ ☆ ☆
そして、12月。
盟友のお一人からは、お返事を頂いた。
チームレベルは、あれからも変わらず上がり続け、
20まであと2000といったところ。
【敬礼】のしぐさを得たときが、
新たな旅立ちの時となるだろう。
あと一名様の答えがどうあれ、
1つのケジメとして、この日誌を記す。
~~~FIN~~~