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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2014-03-23 05:29:32.0 テーマ:その他

ザラターンの本職 ~~スキル解放へ向けて③~~

【 交流酒場 】の設立は、
それまで、ほとんど、小さなチームの中でのみ活動していたおれに、
非常に多くのものを運んでくることになった。

その最たるものが、【 新しい盟友達 】。

盟友が大きく増えていくにつれて、
おれは、色々な人と冒険を共にすることになる。

小さなチームを支えるべく僧侶をしていたおれだが、
大きな世界へ出てみると、
同じく僧侶を得意とする人はいくらでもいた。



【 おれが僧侶をしなくても、何の問題もない世界 】。



それどころか、おれが僧侶をする事で、
【 本職が僧侶の人 】や、
【 これから僧侶の練習をしたい人】の、
妨げになってしまうこともあるかもしれない。


当時、金策と修練をかねて、
日夜積極的に行っていたオーブハントの最中、
盟友の何気ない一言で、おれはそう気づかされてしまった。


戦士か僧侶。
当時、どちらを本職にすべきか悩んでいたおれだったが、
ここで、一度ふっきれた。



(゜ロ)< 誰とでも、気持ちよく冒険できるようになりたい!



多くの職業を、それなりにこなせるようになろう。

どんな人と組んだとしても、
その人のやりたい職業を後押しできるように。


それは、戦士と僧侶、どっちが本職か定められないような
おれのちっぽけなプライドを捨て去るに、十分な理由だった。




さて、しかし、多くの職業をこなすように、
といっても、どうしたものか。

時間は有限、資金も有限。

全ての職業をまんべんなくやろうとすれば、
おれはパンクしてしまうだろう。



そこでー・・・
おれは各職業を、戦闘時に限定して、4つのロールに大別してみた。



【 アタッカー 】
◆ 強大な火力で、敵を打ち砕く職業。

【 ディフェンダー 】
◆ 相撲やキャンセル等を駆使して、壁となりPTを守護する職業。

【 エンハンサー 】
◆ 味方の強化や敵の弱体を得意とする、遊撃的職業。

【 ヒーラー 】
◆ PTの傷を癒し、敵を倒すまで戦線を維持する職業。



収得するスキルや、扱う武器によって、さらに細分化されたり、
ロールを跨いで活躍できる職業もあるが、
まあ、大きく分けると、戦闘中の役割はこんなものだろう。

全ての職業を使いこなすことは無理でも、
各ロールに属するものを、1つずつでも鍛えておけば、
どんなタイプの冒険者とPTを組むときでも、
困ることは少ないのではないか。

ヒーラーは僧侶で上等。エンハンサーは棍旅で十分だろう。
オノ戦士がディフェンダーになれる相手は限られているが、
一応はこなせる事にしておく。

というわけで、当時のおれに足りなかったのは、
何をさしおいても、【 アタッカー 】に属する職業の修行であった。



アタッカーに分類する職業。

当時の花形は、魔法使い、ツメ武闘家、そしてバトルマスター。



このどれか1つでも使い物にすれば、
PTを組める職業の幅が大きく広がるはず。



鍛える職は、2秒でバトマスに決まる。
しかし、オノ、棍、スティックしか使えないので、
新たな武器の扱いを、1から修行せねばならない。


バトマスの武器は、片手剣、両手剣、そしてハンマー。


◆ 片手剣を収得できれば、戦士でもディフェンダーを確立できる。

◆ 両手剣は戦士ではオノと役割がやや被る。でも、天下無双はロマン!

◆ ハンマーを扱えるようになれば、パラも兼業できるようになる。


当時のおれは、両手剣をまず候補から外し、

片手剣とハンマーで大いに悩んだ。


【おれがディフェンダーやるなら、片手戦士とハンマーパラどっち?】



長い葛藤の末、おれが選んだのはハンマーだった。

自分を納得させた理由は2つ。


1つは、片手剣より技がトリッキーで、
戦っていて楽しそうだったから。

もう1つは、片手剣の修練を短期間で積むには、
【オノ】のスキルを手放す必要があったから。



ともあれ、ハンマーを極めるためには、パラのLVUPも不可欠。
バトマスを鍛えるついでに、
今まで基礎能力の訓練しかしていなかったパラの修行も、
これから本格的に始めよう。


おれは、それからしばらくの間、

チョッピ荒野へと篭もり、これまでに無いスピードで、
バトマスとパラを、実戦レベルまで引き上げる修行を行った。



この修行で、おれは一応、LVと装備の上では、

4つのロールを全てこなせるようになったのである。




                     ~~続く~~
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