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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2013-06-04 02:18:20.0 テーマ:その他

日誌を書いた!

~~楽園~~


ある筋から入手した情報によると、
とある街の温泉宿泊施設には、【楽園に通じる穴】があるらしい。

昔、何かの物語で、風呂職人が風呂で溺れたとたん、別の世界に飛んでしまうとかいうものを聞いたことがあるが、その類のものなのだろうか・・・

信憑性など全く無かったが、そこに少しでも冒険の香りがするならば、放ってはおけないのが冒険者の性である。
おれはその温泉宿泊施設に潜入調査をする事に決めた。 このアストルティアで温泉宿泊施設といえば、一つしか思い当たるところはない。
《風の街アズラン》の宿屋である。

いろんな職を連れてこいと、わがままを言う少年に振り回される旅人たちを尻目に、おれはこの宿屋へと向かった。 カウンターで料金を支払い、脱衣所へ。

冒険者の中には、鎧や服を着たまま温泉に浸かる者もいるが、おれに言わせればナンセンスだ。やはり風呂には裸で入らねば。

そんな世間話を、居合わせた荒くれ者と交わしながら(オーガの自分から見ても驚くほどの筋肉をつけた男だった;)、浴場へ向かう。

ただ、《楽園》が、どんな場所か解らない以上、最低限の装備は残しておくべきだと思い、今回だけは、魔法力を増強する練金を付けたバンダナと、戦闘時に闘気を高めてくれる眼鏡だけは着用していくことにした。 幸い、浴場内にいたのは、ウェディの青年が一人だけ。
色々調べるにはもってこいの状況だ。(ただもし、いつもこんな客が少ない感じなら、この浴場運営できるんだろうか、と、心配にもなったが;)

めぼしい【穴】は無いかとさりげなく探りながら、とりあえず怪しまれないよう湯船につかる。

湯はかなり熱めだが、それがまた心地よい。
脱衣所で荒くれが教えてくれたのだが、この温泉には【リホイミウム】という成分が含まれており、戦いで負った傷や、失われた体力を徐々に癒してくれる効能があるらしい。

【楽園の穴】とは、もしかするとこの温泉そのものなのではないか。

あまりの心地よさに、眠ってしまいそうになりながらそんなことを考える。


その時だった。



刹那、おれの目に飛び込んできたモノがあった。


                    ~第二話へ~
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