※ DQXと直接関係ない話(第二話)を綴ってあります。
興味の無い方はすっ飛ばしてやってくださいw
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そんなこんなで、ビビりながらも、
ついに狩人達の唯一の拠点である砂漠の街へとやってきたザラ。
INするサーバーを選んで、
まずたどり着くのは【外門】と呼ばれる場所だ。
ここで狩人達は、各々の目的と合致する
【 街 】を選び、そこで仲間を募り、狩猟へと旅立ってゆく。
【 街 】というのは、DQXで言えば、
即日解散のバザー付きチャットルームといったところで、
各街は、
それを建てたホストが、その街でやりたいことを
テーマとして掲げることができ、
そのテーマと自分の目的が一致した狩人達がゲストとなって
その街を訪れ、共に狩りをするという流れだ。
おれはまず、外門から各街のテーマを見定めた。
そしてすぐに、
【 初心者歓迎! 】という看板の街を
見つけた。
(;゜ロ)< まずはこういうとこに入れてもらえばいいのか・・・
よしいこうさあいこう、うん、いこういこうw
よーし、入るゾー、うん、入る入る。やーーー、うん、よし行くかw
その状態で、そのまま5分。
その煮えきらない様、バンジーに本気で恐怖する若手芸人の如し。
まてまて落ち着けザラターン。
まずチャットの仕方とか、わかってないだろ?
何ボタンを押せばウィンドウが開く?
オフラインでは、そういう機能のお試しすらなかった筈だ。
この誰もいない外門で、まず発声練習をしておくべきじゃね?
そこでおれは、四苦八苦しながらチャットウィンドウを開き、
初めて発言してみた。
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Zaraturn : てすと
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お、なるほどこんな感じか。
よし、この調子でもっと慣れるまで色々と…
などと思っていると、急に
ウィンドウに追加が…
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Zaraturn : てすと
?? : ww
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Σ (゜口゜;)
そう、誰もいないと思っていた外門は
【 キャラが表示されてないだけ 】で、
実際には、いろんな人が各街を物色している場だったのだ。
(;゜ロ)< ぎ、ぎぃやああああ!!
恥ずかしい、めっさ恥ずかしい!
え、おれが何処にも入れず10分くらい右往左往してたのも、
もしかして誰か、ずっと見てたかもしんないのか!?
完全にプチパニックをきたしたザラは、
もはやこの場にはいられまいと、
その声にケツを叩かれる感じで、
適当な【初心者歓迎!】街へと走ってしまったのである。
そうしてなし崩しに街にいったはいいものの、
パニックに陥った初心者が
まともな思考回路を持てるはずもなくー・・・
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×× : こんばんは
○○: こんばんわ~
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うあー!入ったとたんに挨拶飛んできた!(←当たり前)
ええと、あれだ!と、とりあえずこっちも挨拶せんと!
ち、チャットウィンドウ!
ああもう、さっきテストしたろどうすんだっけ!?
ああ、そうそう、よし、こうだ!
ええと、『こ・ん・ば』
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×× : 無言さんかな?
○○: ?
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(;ロ)< ちょっとまって!まだ挨拶打ってるから!
早い!早いよあんたら!
ええとどうする、どうすればいい!
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×× : 相手にしないでw最近『荒らし』って多いんだよ
○○: ?? そうなんですか~
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Σ (゜口゜;)
その瞬間、色々な感情が爆発し、
いてもたってもいられなくなり
ザラはー・・・
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無言で走って逃げた(゜=゜)
外門からサーバー選択画面へと逃げる数秒の間に、
どこからともなく『 ww 』というメッセージが見えた。
多分それは、何かの話の途中で、
決してザラを笑ったものではないのだろうけど、
そのときのおれには、
砂漠の街の住民達に、
後ろ指を指されて笑われているように感じられたのであった。
~~~つづく~~~