目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

ザラターンの冒険日誌

2015-11-08 20:10:12.0 テーマ:その他

微笑む狩人 ~~砂漠の街と、温泉の村がおしえてくれたこと③~~

※DQXと直接関係のない記事(第三話)を綴ってあります。
 興味のない方はすっとばしてやってくださいw



☆             ☆              ☆ ☆               ☆             ☆



初日の出来事が、軽くトラウマとなっていたザラだったが、
しぶとくも、まだオンラインの世界にとどまっていた。


(;゜ロ)< このまま泣き寝入り(?)はごめんでごわす!


まずはとにかく、チャットシステムを使いこなせないと
文字通り、お話にすらならないか。

しかし、人目に付かずチャットの練習をできる場所が、
砂漠の街には見あたらなかった。


考えた結果、おれは、ほとんど人のいないサーバーを選んで入り、
その一画に、自ら街(=チャットルーム)を建てることにした。


街のテーマは

【一人で遊んでいます。】

だ。



(;゜ロ)< ・・・ ・・・ ・・・



我ながら少し情けなくなったが、
この空間ならば他人と関わらずに、
好きなだけシステムをチェックすることができるはず。


よし、そうと決まれば好きなだけ色々いじってみよう。
なんだか、ちょっとだけ楽しくなってきたぞ・・・!




と、調子づいてきたのもつかの間。




ああ、オンラインの神は、
よほどおれにこのゲームを遊んでほしくないのか。



おれだけの秘密の隠れ家のハズだったこの快適空間に

突如として、一人の狩人の影が。



(;゜ロ)< は? え・・・!?



我が『ぼっち城』に土足で乗り込むその狩人の名はー・・・




【 HUNTER 】




HUNTER(ハンター)とは、
キャラを作成するとき、何も入力しなければ
この名前になる、というデフォルトネームである。


その時のおれが知る由はなかったが、

この名前の人は、ネット住民達からは
【 フンター 】という蔑称で呼ばれ、
荒らし目的で好き勝手行動したり、
ゲームのルールを良く分かってなかったり、
まだローマ字の読めないキッズだったり、と、
困った人である確率が高かったのだそうだ。



HUNTERはずけずけと、
おれの街に侵入し、のたまった。


『 こんばんは 』


訳も分からないまま、
おれも何とか、こんばんは、と挨拶を返す。


HUNTERは、
柔らかな物腰(想像)で微笑む。


『 何か手伝えることはありませんか^^ 』



ザラの頭は、しばらくショートしていた。

あれ、おれ【一人で遊んでるアイコン】出してたよな・・・
この人はなぜ入ってきた?
で?え?何食わぬ顔で何いってんのこの人;?
おれは一人でチャットとかの練習してたんだけど;
え?えーとつまりあれだ・・・
ぐああ、もういやだわけ分からん!
とにかく一人にしてくれええ;;


と、頭のなかはぐちゃぐちゃだったが、
実際のザラはというと


『 チャット 』

『 苦手なんですが 』


の二言を発するにとどまっていた。


HUNTERは、『^^』と、
初心者君、君の言いたいことはよく分かってるよ、
と言わんばかりに微笑み、

『 好きなクエ貼って(選択して)ください^^ 』

と続けた。

        (゜△゜;)


おれは何だか遠い目になりながらも、
どう断っていいのか分からず、
HUNTERと共に、2、3クエこなしたのである。

その間お互い、ほぼ無言だったが、
HUNTERが良い人であるのはなんとなく伝わってきた。
お節介の度は過ぎてる気もしたがー・・・


とにかくそれよりも、その無言の2、3クエの間に
おれの神経はすり減り、MPは枯渇しかけていた。

『 次は何をしましょう^^ 』


そう微笑むHUNTERに、おれは必死で


『 もう十分です 』

『 ありがとうございました 』


と打ち込むのが精一杯であった。



HUNTERは微笑みながら別れの挨拶を述べ、
風のように去っていった。



どっと力が抜け、ぐったりとなるおれ。

ありゃなんだったんだろう。


まさか、
ぼっちのおれにカ○コンの人が見かねて
助けにきてくれた、とか・・・?


などと、変な妄想まで沸きだしてくるほどであった。




まあ、でも・・・



荒療治にはなったが、

この出来事が、ほんの少しだけ、

おれがこの世界でやっていくための光明になったような気もした。




         
                     ~~~つづく~~~
いいね! 57 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる