目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

ザラターンの冒険日誌

2015-11-13 20:45:57.0 2015-11-13 20:48:19.0テーマ:その他

狩魂(後編)~~砂漠の街と、温泉の村が教えてくれたこと⑤(後編)~~

※DQXと直接関係のない記事を綴ってあります。
 興味のない方はすっ飛ばしてやってくださいw 『 皆さん、もしお時間あれば 』


『 リベンジとかどうですかw 』



自然と打ち込んでいたこの言葉。


同情とか、悔しかったとか、少しも無いと言えば嘘になる。
だが本心はと言うと
おれはこの空気の中で無意識の内に

【 黙ってることの方が勇気がいる 】と

判断していたようだ。


いわば人に嫌われないための
【 自己防衛本能 】だったのかもしれない。



その台詞を待っていたかのように銀さんが


『いいですねえ!』

『僕は大丈夫ですよ!』

と矢継ぎ早にしゃべり始める。
HUNTERも【 OK 】と定型文で了解の意を示した。



『 頑張ってみます>< 』


ぐずっていたTさんだったが、
我々の気遣いを無駄にはできないと思ったのか
最終的には了解してくれた。



かくして我々はリベンジを果たすべく
奴の住処、火山へと赴くのであった。



☆             ☆               ☆ ☆               ☆              ☆



しかし…
クエが始まって5分もたたないうちに
Tさんは再び力尽きる。


『ごめんなさい><』


猫の引く荷車で運ばれながら、
Tさんは今日だけで
幾度目かともしれない謝罪の言葉を口にする。

そしてそれからしばらくしても、
Tさんがキャンプ(安全地帯)から動く気配は無かった。


『あの』

『 もう終わるまでここで待っててもいいですか;; 』


今日ずっと落ち続けていた自分のふがいなさ、
自分のために他人に迷惑をかけ続けていること。
色々な気持ちがあったのだろう。



おれはその台詞をみて、一気に感情が高ぶった。


気持ちはわかる。わかるけど…!

それじゃあ、このクエをリトライした意味がない。

このまま野郎3人でクリアすることは普通に可能だろう。
でもそれでこのクエを突破したとしても、
彼女はきっと、次からこのモンスターがトラウマになる。


いや、そんなことよりも!



『 だいじょぶ、一緒に頑張りましょう! 』


色々な感情が渦巻くが、
とりあえずチャットで打ち込んだこの台詞。

でもだめだ、これでは。
この気持ち、分かってもらえるにはどうしたらいい。

考えるより、理性より先に感情が動く。
指が勝手に動く。

後先のこと。前後の文章。考えてる暇はない。
おれの【 自己防衛本能 】のリミッターは、
砂漠の街に来て、初めて解除された。




『 別にまけてもいい! 』


『3乙したって!!』






『  楽しければ! 』





『   いいのぜ!!  』






そこまで打って、おれは、我にかえった。

急に恥ずかしくなる。

日本語も少しおかしいし。







数秒、静まりかえる狩り場。
その沈黙を初めに破ったのは





HUNTERだった。




『 うん 』


『 一緒にがんばろう 』




定型文でしか語らなかった、あの無口なHUNTERが…
簡素だけど、明らかに手打ちの文章で喋っている。




『 そうですよ! 』

『 気楽にがんばりましょw 』



銀さんも、いつもの調子で応える。




『 はい>< 』

『 がんばります! 』



Tさんは、狩り場へ戻る決心をしてくれた。


ここからが本番!




といったところで銀さんが力尽きた/(.^.)\

普段なら【 ドンマイ 】で済ませるおれだが
なにぶんその時はテンションが高かった。




『  銀さあぁぁぁぁぁん!!  』




力一杯叫ぶ。




『  新八いぃぃぃぃぃ!!  』




銀さんはこの期を逃さなかった。

場にささやかな笑いがおこる。






考えなくても次々に出てくる言葉。
苦戦しているはずなのに、笑いの絶えない空間。

そこには細かい計算も、下らない算段もなかった。





5年たった今でも鮮明に覚えている。
あれがおれの、砂漠の街でのベストハント。





まあ負けたんだけどね;






それでも笑顔でおれたちは街へと戻り、
楽しかった、と口々に言い合って解散した。


去りゆく仲間達を笑顔で見送りながら、おれは思っていた。






おいおれ!なんであの人達に
『 フレになってください 』って
言えなかったんだあぁッ!!





(;ロ)< ザラターン・イズ・後悔!






真のヘタレはここにいたというお話。





                  ~~~つづく~~~
いいね! 56 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる