※DQXと直接関係のない記事(6話目)を綴ってあります。
興味のない方はすっ飛ばしてやってくださいw
男は笑った。
『 の~ぷろぶれむ! 』
前回の盛り上がった狩りを経て、一皮むけたかに見えたザラターン。
だが、実際のところは特にそういうこともなく←
夜中に書いたラブレターを早朝に見直したが如く。
【 自己防衛本能 】のリミッターは元通り。
色々こじらせ続けた結果、
ついには、
【 めぼしいフレンドが居ないまま上 位 昇 格!! 】という
快挙を成し遂げていた。
【 上位 】というのは、
ある程度の経験値を得た狩人に授与されるライセンスである。
上位ハンターにのみ開かれるクエストは難易度が高いが、
得られる報酬も、狩り場で採取できる素材も、
下位時代より格段に良い物が手に入るようになる。
いわば後半戦。2ndシーズン。
MHはここからが本当の始まりと言える。
下位から共に昇格した狩り友との絆はより強固となり、
難易度の高いクエを共にクリアする達成感は筆舌に尽くしがたいだろう。
(;゜ロ)< だと・・・思うよ(知ったかぶり)
例え上位クエでも槍一本、大盾一枚で奮戦すること一匹狼の如し。
おそるべき男、それが上位ハンターザラターン。
だが、心の中は寂しい柴犬であった。
(´;ω;`)←こんな感じであった。
がー・・・
そんなザラにも、上位序盤でついに、
心許せるフレンドができたのである。
その名は、
【 嫁さんに怒られる系狩人 】
『 マコっさん(仮名)』。
MH3では、
【上位】で難易度が頭打ちになる。
そして、サービス開始から1年以上たっていたこともあって、
各サーバーには、熟練の狩人が溢れ返っていた。
そんな中、同時期に上位に昇格したルーキー同士であった
おれとマコっさんは、それが縁で意気投合してフレとなり、
しばらくの間、相棒として共に狩りをすることになったのである。
マコっさんは、狩人としてはお世辞にも強くはなかったが、
なんというか、すごく温かみがあって、優しい人だった。
初対面の人と一緒になればまず身構えていた、
ガチガチのおれとは違い、
誰にでも人当たりがよく、
チャットにも時折混じる関西系のなまりにもなんだか親しみがわいて、
非常に取っつきやすい人。
『 の~ぷろぶれむ! 』
誰かが落ちて(力尽きて)『すいません』と言った時、
【ドンマイ】の代わりに
彼が使っていた定型文である。
今現在、DQXでも、
たまーに、おれはこの言葉を使わせてもらっているw
彼の柔らかさはおれの一つの理想型で、
それだけマコっさんの纏っていた空気をリスペクトしているのだ。
(;゜ロ)< 狩りのフォローは全部おれ持ちだったけどw
生命の粉塵(世界樹のしずく的な)と調合書を片手に、
結構長い期間、良くご一緒したけど、
ラスボスを倒したあたりで満足したらしく、
そこであっさりと引退してしまった。
が、組んでいた期間は、
おれも大分安心して半野良にも挑め、
実に居心地よい上位ライフを送らせてもらった。
オンラインで初めて、フレと共にあったこの時間を、
おれは忘れないだろう。
(゜ロ)< マコっさん、元気かなあw
さて、そんなこんなで、
マコっさんが去った頃、時はすでに
おれのオンライン本格デビューの本命ソフトである、
【 MHP3rd 】発売まで、
一ヶ月を切るくらいになっていた。