※DQXと直接関係のない記事を綴ってあります。
興味のない方はすっ飛ばしてやってくださいw
☆ ☆ ☆
服を着ない男だった。
野良でもフレでもまったりクエ回し。上位推奨24時半まで!
【 大陸亀亭 】に名前を変えてからも、
我が部屋の客足は増え続けた。
ギルドカード(名刺のようなもの)は速攻で上限の100枚になり、
フレンドも少しずつではあるが増えてゆく。
そして、フレが増えれば増えるほど、狩りは面白味を増してゆく。
全てはそう、順風満帆。
(゜ロ)< そう思っていた時期が私にもありました…
それから数ヶ月たった頃。
ザラの経営する大陸亀亭は
閑古鳥が鳴いていたw
MHP3rdは、アドホックパーティの力を借りて
オンラインで遊べるようにはなっているが、
基本的には、パッケージソフトである。
携帯機にしては凄まじいほどのボリュームを誇っていた本作ではあるが
パッケージとして完結しているが故にー・・・
つまるところ、待てど暮らせど
大型アップデートなどという物は一切やってこないのである。
それで4ヶ月も5ヶ月もがっつりやってりゃ、
そら普通の人は飽きますわなw
というわけで、
野良のお客はたまーにやってくる程度。
あとは、居合わせた仲のよいフレ達で、
ちょこちょこ遊ぶ日々である。
そうして暇を持て余し始めた頃、
彼はやってきた。
その名は【 岩鉄 】
おれとアストさんが、ただ一人『師匠』と仰いだ男である
大陸亀亭にやってきたときの第一印象は
顔は精悍な老狩人。
だがそのいでたちは・・・
ふんどし一丁に、鳥竜を模したかぶり物、その2つのみ。
(;゜ロ)< なるほど、HENーTAIか!
詳しい言動は覚えてないが、
会話の端々からも、
彼がHENーTAIであることは伺い知ることはできた。
まあでも、悪い人ではなさそうだったので、
一緒に狩りへ赴く事になったのだが・・・
彼は、凄まじく強かった。
服は着ないがあらゆる武器種を使いこなし、
その全てが感嘆に値する腕前。服は着ないが。
無論おれとて、そこそこの腕はあると自負していた。
だがー・・・
防具は一切身につけず、
槍とロマンと狩魂のみで
【 崩竜(でかい、つよい) 】を葬り去る師匠の姿を見て、
おれは今までの自分の狩りは何だったのだろう、と
遠い目になってしまったのであった。
それからおれ、そして居合わせたアストさんは彼を絶賛し、
彼も悪い気はしなかったのか、そこから話は弾み、
おれ達はフレンドになった。
それから数日後、
3rdもちょっと飽きてきたのう、ということで、
フレ以外滅多にお客も来ないし、
一時期大陸亀亭を、前作【 2ndG 】部屋に変えて、
1から2ndGを遊び始めるか、と、
おれとアストさん、そして岩鉄師匠3人で決めた。
それから約1ヶ月間、
2ndGを駆け足で満喫する事になるのだがー・・・
それは、おれとアストさん二人にとっては、
狩人としての修行の日々ともなった。
(;゜ロ)< G級入ってすぐ激昂金獅子クエ放り込まれたことは忘れん!
モンスターを眠らせて、
眠っている目の前に、強力な爆弾をみんなで仕掛ける。
そして、師匠は不適な笑みで攻撃力を増強させる薬を飲み、
おもむろに大剣を構えた。
そして極限まで力を溜めたあと、
モンスターへ向け、大剣を爆弾ごと一閃。
(;゜ロ)< ・・・ ・・・ ・・・!
無論、自分自身も爆風に巻き込まれて大ダメージを受ける。
遠距離から石を投げるなど、
直接殴らなくても爆弾を起爆する方法はいくらでもあるのだが、
無論承知した上で、あえての強溜め斬りであるw
1ヶ月間、ひとしきりのクエを遊んで、
2ndG部屋を畳み、3rdに復帰する事になった頃、
師匠は狩りに飽きたのか、風のように姿をくらまし、
大陸亀亭を訪れることは、それ以来無かった。
【 岩鉄斬り 】
おれはあの技に、師匠の名前を付け、
以来3rdのクエで、たまーに息抜きで大剣を振るうとき、
好んでこの技を使うことになる。
老ハンター、岩鉄。
あらゆる意味で、恐るべき漢だった。
そして、滅多に服を着ない男だった。
でも、一番驚いたのが
中の人が、女性だったという事でしたw
~~~つづく~~~