調べたことを鮮明に覚えてるうちに、
がんがん進めたいと思います!
例によって、解釈が稚拙な点、お見苦しい点、
失礼な表現などあるかも知れませんが、ご容赦を。
☆ ☆ ☆
さて、お薬師様は
【 12の大願 】という、人の世を悟りに導くための、
まあマニュフェスト的なモノを掲げております。
その内容を簡略にすると、
・みんなの病気を治して救うよ^^
・みんなを悟りの境地に導いて精神的に幸せにするよ^^
・罪を犯した人や悪い人も、改心させて平等に悟りに導くよ^^
・衣食住も、物理的に助けるよ^^
だから、今が辛くてもがんばって生きて、
悟りを目指すんやで!
的な感じの、まーーー、
大願を見る限り、比類無き救い主と言えるでしょう。
特に、『病気から救う』のが、薬師の名を冠するとおり、
お薬師様の得意とするところのようです。
それを物理的に助けるのが、安底羅を含む、
十二神将(元妖鬼が、お薬師様の説法で改心した存在)
というわけです。
近代の日本での基本となっているであろう、
阿弥陀如来の宗教観念
『 生きてる内に良いことしてたら、
死後超有利になるし、来世でも救われるよ~ 』
というものとは、
『 生きている内に救いをもたらす 』
という点において異なります。
一見人気でてもおかしくなさそうですが、
悲しいかな、現金なのは人間の性という奴で、
お薬師様のマニュフェストは実感しにくい、というか
やや胡散臭く見えるのでしょうね;
さて、話は変わりまして。
宗教、というのは、
主に他の国の文化と交流することで、
だんだんと形を変えてゆくものです。
『 あ、おたくの国の宗教の○○神って、
うちの○○如来にそっくりじゃね。
よし、一緒の存在と言うことにしとこうぜ! 』
『 敵国の○○教の神は、全部悪魔とか邪神だから信じるなよ! 』
的な感じで、一つの神様にも、
色々な側面が出てくるものなのですね。
薬師如来とてこの例外ではなく、
いくつもの神様と併合して語られます。
その中に、お!DQXと関係ありそう!
となる物がいくつもあったので紹介していこうと思います。
まずはその1
【 泰山府君 】。
冥界の入り口で
死者達を生前の罪や善徳に応じて裁く
地獄の裁判官『 十王 』が一人。
かの有名な閻魔大王も、この十王の一人と言われております。
泰山王は、裁判の一応の区切りとなる49日目に、
被告の転生先ー・・・行き先と、刑罰の長さを決める神様だそう。
DQXのナドラガンドへと続く門に
『 奈落 』『かくりよ』などと命名され、
その先に、さもこの世の物とは思えぬ
過酷な世界が広がっているのも、
地獄を意識しているからだと思われます。
『地獄』というのも、元々
悪い奴を転生させないようにつくられたプリズン(監獄)なので、
意味合い的にも間違いではないのかもです。
薬師如来の側面、その2
【 牛頭天王 】
非常に霊力の強い神とされ、
お薬師様と同じく、病気を治せたりもするのですが、
どちらかというと『治す』というより『自在に操れる』という
【 疫病を司る、荒神 】として祭られているようです。
かの織田信長も信仰していたとか。
正しく祭れば病気や魔を寄せ付けないよう守ってくれ、
ひとたび仇なそうものならば、
一族もろとも疫病で滅ぼすという、まさに荒神。
ちなみに、滅ぼした一族の中で、
一人だけは助けたという逸話もあり、
これもなんだか、
ナドラガンドのマティル村のお話を思い出しました。
また、牛頭天王は【 陰陽道 】における、
『 天道神 』という、重要なポジションを
担っているとも言われております。
ニワカ知識しかないですが、
陰陽術といえば、あれですよ。
昔の、陰陽師の安倍晴明とかが、
お札とか紙人形から式神を呼び出して使役したりw
よく考えれば、それっぽいのを
竜将アンテロも使ってましたよね。
ついでに牙王とか輪王を召還するお札も、
モデルは式神と言えるでしょう。
Ver3になって、アジアーンな感じのモンスターが
ちょっと意識して増えてるような気がするのも、
ザ・キリスト教的なDQの宗教観と、
ナドラガンドの宗教観は、違うアプローチで行こう、という
方針を垣間見ることができるきがします。
ね、ちょっと面白くなってきたでしょうw
もうちっと続きます!
~~~つづく~~~