第六話です。
この辺から、妄想も多いかもです;w
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はてさて、今回の考察のメインである
【 薬師如来 】、すなわち【 牛頭天王 】。
彼らをインド仏教において置き換えると・・・
どちらも、仏教のメッカである祇園精舎の守護神とされます。
仏陀、ここで言うお釈迦様が悟りを開く際に、手伝いをした神様。
でもこれをヒンドゥー教に照らしあわせると、
『 仏陀って、実はヴィシュヌ神の化身だったから 』
と言うことになっており()、
その、ヴィシュヌとしての仏陀を助けた牛頭天王も、
別の名で呼ばれることになります。
その神の名が日本で言う帝釈天、
すなわち、インド神話の
【 インドラ 】。
DQXでは、災厄の王の技の名前に出てきますね。
インドラ神は、神々を率いる天空の神にして【 雷神 】。
有名な竜殺しの神でもあります。
彼の父の名はディヤウス。
キリスト教の唯一神の呼び名の一つ、デウス、
ギリシャ神話の雷神ゼウスなどの語源とも言われます。
(゜ロ)< つまり、DQXで言うところの・・・
・・・まあ、世界各国のいろんな神話に
【 雷神が悪い竜(もしくは蛇)神を退治するお話 】
というのは多いようで、
おそらくは天候の移り変わりを、
神話的観点から説明するために創られたお話なのでは、
ということだそうです。
キリスト教のデウス対サタン。
ギリシャ神話の、ゼウス対テュポーン。
そしてインド神話の、インドラ対ヴリトラ。
日本神話のスサノオ対やまたのおろちも、
大筋では似たようなものでしょう。
おそらくは、初代ドラゴンクエストのモデルとなったのも、
こういった世界の【 雷神神話 】なのでしょうね。
(゜ロ)< のちにデイン系呪文もできたしね!
つまり、雷神は、DQの勇者のルーツ。
救世主は、インドラの化身。
(;゜ロ)< なぜかしっくりくる語感…!
雷神をDQXにたとえれば、
もちろん人間を創ったと言われる勇気の神、
【 グランゼニス 】。
ちなみに、インドラは古い神話では神々の王様だったけど、
豪放磊落、猪突猛進型のジャイアン的な神様だったのもあって
次第に人気がなくなってゆき、、
後々の神話教典では、ヴィシュヌ神を初めとする神様たちに
神々王の座を乗っ取られてしまっているそうです。
こういう変な背景まで
グランゼニス神のポジションに似てるのね・・・。
しかし、待ってください。
グランゼニス=牛頭天王という構図ならば、
この考察で言えば、
『 アンテロに指示を出したのは、グランゼニス神 』
ということになってしまいます。
ちょいワルだったDQ9の彼ならともかくとして、
この展開、物語的にあり得るのか・・・?
DQXの彼は、
勇者と盟友による魔王撃退システムやペガサスを作り、
自らの最後の力で、守護の要石をレンダーシア各地に残したという
超がつくほどの【 善なる神 】です。
憶測の域を出ませんが、
アンテロが所属するのはおそらく
【 邪悪なる意志 】の一派。
グランゼニスと邪悪なる意志は、
結びつけることができるのか?
はてさて、
ちょっと迷走気味になってきましたが、
次回からは、その辺の事情を筆者なりに考えてみようと思います。
~~~つづく~~~