なかなか本題にいけない弟九話です。
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ゴフェル計画の時代から時は過ぎ、
人間族考察の舞台は5000~4000年前に移ります。
この時期が、おそらく、
レンダーシアの文明の最盛期だったと言えるでしょう。
物語中に文献が出てくるのは、
内海交易の要、【 臨海都市リンジャハル 】。
そして、当時世界一の大国であった
【 エテーネ王国 】。
最初、小さな集落だったリンジャハルは、
【商売の怪物】と言われた女性の力と、
精霊の力によって栄えたと言われています。
その臨海都市のの最後の主であったリンジャーラも使う
【 召喚術 】。
元々は、おそらく精霊たちと交信するための術だったのだと思われます。
その居城でもあったリンジャの塔は、
【 五行思想 】という、我々の世界でも聞くことがある、
風水的なアレ、木火土金水(もっかどごんすい)の概念に基づいた
相乗、相克のアレですよ(←ニワカ)
木は火を生み、火は土を肥えさせ、土は金属を育て
金属は水を清め、そして水は木を育てる。
すなわち、【 相乗 】。
されど木は土を穿ち、土は水をせき止め、水は火を消し、
火は金属を溶かし、金属は木を切り倒す。だっけ←
これすなわち、【 相克 】。
この思想、陰陽道でも基礎の考え方になったりするので、
リンジャ文明の召喚術と、
竜将アンテロが使った、魔符を用いて召喚術は、
もしかすると、何らかの関わりもあるのかもですね。
さて、そのリンジャの滅ぶ瞬間は
皆さんもよくご存じですよね。
その最後を締めくくったのは、
嫉妬と劣等感が生み出した狂気から闇に染まった
リンジャハルの最後の長リンジャーラと、
【主人公の父親かもしれない】と噂の、
エテーネ王国の王族らしき使者との一騎打ち。
回想をよく見ると、彼らの一騎打ちの最中、
父ちゃん(仮)はリンジャーラを、
【 ギガデイン 】らしき呪文で討っています。
イオナズンでも、メラゾーマでもない。
【 ギガデイン 】なのです。
現代において、人間、というか、
アストルティア勢でこの呪文を唱えられるのは
勇者姫アンルシアのみ。
彼女と同じ血族のトーマ王子ですら、
筆者はギガデインを唱えているのを見たことがありません。
ただの演出で使うにはいささか【重い呪文】のように感じるので、
これには何らかの意味があるのかもしれません。
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その父ちゃん(仮)の故郷、エテーネ王国とは。
ヒストリカ博士も、
王国の遺跡を躍起になって探していますがー・・・
エテーネエリアの【 マデ島 】には、
かつて街が栄えていたけど、
今ではその殆どが海中に没し、
わずかに残った【天辺部分】に人が流れ着き、
今の修道院を建てた、とされています。
つまりー・・・
古代エテーネ王国も、
時空転移などを使っていない限りは、
同じように海中に没している可能性が高いと言えます。
父ちゃん(仮)が行方不明になった後
歴史年表では
世界最大の国、エテーネ王国は、
【 新王 】が就任した後、何らかの理由で
【 滅亡 】しています。
現代以上の文明水準を持ち、
世界最大と歌われた王国が、
遺跡すら見つからないほどにキレイに滅び去る。
レンダーシア、少なくともその内海では、
5000~4000年前に、
【 何かとてつもないこと 】が起こっているはずです。
さて、それとは別に、
父ちゃん(仮)とリンジャーラは、
学徒時代からの親友だそうで。
今までの情報と照らしあわせればつまり・・・
4000~5000前のエテーネ王国かリンジャハルには、
【 学校 】があって、
【 人間以外は、居なかったのかもしれない 】。
(;゜ロ)< ま、まさか・・・!
もし例の学園が、
この時代の謎を解き明かす存在なら、
実に面白いかもしれませんねw
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まあ、マデ島の遺跡(=当時の文明)がこんな感じなので、
やっぱりそれは無いかなあ・・・w
~~~つづく~~~