十一話です。ようやく佳境に入ってきたはず;w
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
前回の壁画を見ると、
どちらが元凶かは定かでは無いにせよ、
アストルティアの民と竜族・・・
少なくとも、レンダーシアの民と竜族は昔、
大規模な戦争をしているかもしれない
ということが分かると思います。
その結果、アストルティア勢が勝利し、奈落の門の向こうに、
ナドラガンドと、そこに住む竜族達は追いやられた?
しかし奈落の門には、
【 竜の聖印 】という、
【 ナドラガンド側から門を開けるための鍵 】が存在しています。
それは、勇者の力ー・・・グランゼニス由来の力であろう、
門の【 封印 】さえなければ
誰にでも行使することができる物です。
もし竜族が世界の反逆者で大罪人であるならば、
いわば牢獄の鉄格子とも言えるこの門に、
【 内側からの合い鍵 】という存在が許されるでしょうか?
もしかすると、
【 ナドラガンドが奈落の門の向こうに隔離された時代 】と、
竜族がアストルティアに襲来した時代、すなわち
【 奈落の門に、封印が施された時代 】は
別々なのかも?
時系列にまとめると
▽▲▽
神話時代、何らかの理由で奈落の門が作られ
ナドラガンドはアストルティアから隔離される。
しかし、試練さえ果たせば、
行き来することは禁忌ではなかった?
↓
↓
竜族がアストルティアに襲来。
壁画に残るような大規模な戦争の果てに、
竜族は門の向こうに追い返される。
↓
↓
グランゼニスの名の下に、
内側からは決して開けることのできない封印が施される
↓
↓
外側からも、心の弱い者が奈落の門へたどり着かないよう、
悠久の回廊と光の神殿が建てられる
↓
↓
長い時の果て、大魔王マデサゴーラ
(正確には、勇者の力を得たトーマ王子)により
門の封印が破られる
▲▽▲
という感じと予想しますが、どうでしょうw
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
奈落の門に描かれた黄金の壁画。
王様と、その従者のようにも見える二人の人物が、
【 太陽のような光 】から、何かを授かっているように見えます。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
前にも書きましたが、
この世界で、【 太陽 】という言葉で認識できる存在は、
一人ではありません。
しかし壁画の、何かを授かっている二人の人物が
もし【 勇者 】と【 盟友 】であるならば、
光の主はグランゼニスかもしれない?
でも、竜将アンテロは、奈落の門の前で言いました。
『 この場所ならば、
【 あの方の加護 】を受けられる 』と。
加護、という言葉から連想するに
彼のバックに居る黒幕は、ヒトではない何か。
しかし彼は
自分のことを、『 選ばれし民、竜族 』と、
竜族の野望のために
神の器を狙っている、と言いました。
彼の言動と行動には一貫性があり、
目的を達するために乱暴な行為を働けど、
破壊と殺戮を楽しんでいるようではありませんでした。
部下からも慕われていたように見えます。
自分達はアストルティアの6種族より高等な存在である
とは思ってはいるけど、
【 竜族の未来の為に 】行動する姿に、
嘘、偽りは無さそうでした。
そんな彼が、
【 あの方 】と、敬意を払って呼ぶ
【 ヒトではない存在 】ならば、
それは一柱しかいないように感じます。
いくら加護をうけられるからといって、
【 下等な6種族 】の神々に
かしづくような人物には、筆者には見えないのです。
(゜ロ)< 『竜』将だしね!
でも、筆者には、
彼が、【 彼の神 】から加護を得ているようには
直感ではありますが、あまり見えませんでした。
その辺はまた次回w
【 門を作った存在 】と、
【 封印を施した存在 】って、
実は違うのかもしれません。
ナドラガ、ルティアナ、そしてグランゼニス・・・。
そのいずれもが、奈落の門という場所から、
【 加護 】を与えうる可能性を、秘めています。
ここから先は、推測することしかできませんw
真実の太陽は、何神?
そして偽りの太陽は・・・。
はてさて。
~~~つづく~~~