第13話です。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
【 蒼炎の主はグランゼニスである。 】
そう結論づけられればこの考察は終わることができます。
でも、証拠も確証もない;
少々整理してみましょう。
・ナドラガ神は、
太古【邪悪なる意志】と呼ばれる存在に
バラバラにされて封印された。
オルストフ氏が言っていたと思います。
で、近年そいつのせいで領界が荒れてるので、
対抗するために、竜族一丸となって全ての領界をつなぎ、
ナドラガを復活させる必要がある、と。
邪悪なる意志って、ナドラガを封印できたのに、
なんで近年まで大人しくしてたんだろう?
いや、それよりも・・・
【 各領界を分断しているのは、
他でもないアストルティアの種族神 】
であるように見えます。
彼の言う邪悪なる意志とはつまり?
しかし、実際の所
種族神達はどっちかというと
【 ナドラガ抜きで大変な状況のナドラガンドを、
彼に変わってどうにか支え続けている 】
というように見えます。
氷の領界を経て、それは確信になりつつあります。
対して、邪悪なる意志の勢力は、
【 聖鳥を魔炎鳥に変え 】
【 恵みの木を凍らせ、操ろうとした 】。
これは、村人を困らせてやろうー
という感じと言うよりはむしろ
【 種族神の加護の力を、自在に操る、というか
権威を失墜させつつ自らのチカラに変換させる 】
というのが主目的のようにも見えます。
支えてる種族神に膝カックンかましてるようなイメージ。
【 邪悪なる意志 】と言う名の通り
干渉した者を悪者に変える、というか狂わせる的な
そういうチカラが得意技のようです。
アンテロがランガーオに連れてきた飛竜達の名称が
【 支配されし飛竜たち 】になっていたのも、
もしかしたらこのチカラと関係がある?
そんな彼らは領界を繋いでゆく主人公に対し、
今のところ、止めようという意志も別に見せていません。
『 面白くなってきた 』いうてますw
対しナドラガ教団は、
何がどうあっても全領界を繋ぎたそう。
実際彼らが最初、
アペカ村を魔炎鳥から助けようとしなかったのはエステラ以外
【 業炎の聖塔の調査を優先していたから 】という噂もあります。
竜族全体の死活問題と天秤に掛けているとは言え
少々、薄情な気もします。
ですが、領界が繋がってからは、
よその村を助けたりもしているようですね。
他の領界の人々の信頼を得ることは、
重要なキーと思っている?
そして塔の試練は、チカラが強いだけでは決して
越えることができないようになっています。
地元の民や種族神のけん属の信頼を得、
時にはアストルティア勢の協力も織り交ぜねばならない。
つまり竜族のみの力では、
絶対に突破できないということ。
逆にいえばそれを果たすことができたならば、
種族神達は、解放者の行く道を遮りはしません。
蒼炎の主はそれを知っている風で、
【 強くて賢いよい子ちゃん 】
即ち【 解放者 】という存在がやってくることを
半ば確信しているようでしたが・・・
何にせよ神々は、
これからやってくる未来のことを大体分かっていながら、
ただ粛々と役目を果たしているようにも見えます。
そしてその【 運命 】を
【 外から変えようとしている 】ように見える
【 第三の勢力 】も、ナドラガンドにはいますよね。
エテーネの民は、因果への干渉・・・
即ち【 すでに終わってしまったことを覆す 】力を
象徴する存在。
彼らは【 全ての元凶 】こそ【 創生の霊核 】である
と言っておりました。
ナドラガンドを襲う環境の異変。
筆者には、それそのものには、魔界の力が影響してるようには、
あまり見えません。
魔障の霧とか、負のエネルギーが関わっていると言うよりは、
なんというか、自然エネルギーが氾濫してる的な
すなわち、【 プラスのエネルギー 】が
過剰に働いているように感じます。
もしかしたら、
創生の霊核、制御できなくなった、とか?
そもそも創生の霊核って何なのでしょうw
どんな形をしているのか、モノなのかイキモノなのかすら、
いまのところ、誰にも分かりません。
もし、心があったりするなら・・・
【 邪悪なる意志 】が、
つけこめたりする隙があるとすれば?
はてさて。
~~~つづく~~~