エテーネについてもう少し。第18話です。
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現代において生き残っているエテーネの民は、
確認できる人物で3名。
(あっホーローもかw)
一人は主人公。最後のエテーネ。
一人は兄弟。錬金術師。
一人はシンイ。竜となる者。
今回は、彼らの立ち位置を
筆者なりに考えてみます。
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【 最後のエテーネ 】
勇者の盟友として覚醒。
共に今代の大魔王を倒す。
Ver3では、さらわれた友達(神の器)を救い出すべく
ナドラガンドヘ旅立ち、
成り行きと目的の一致から
5つの領界を繋げる【 解放者 】となり、
竜族達をも救う、という使命を負うこととなった。
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王道を行く【盟友】。
【天馬】の導きの元【勇者と共に】世界を救うため戦う。
少し斜めに見ると、
【 グランゼニス 】が用意した【 運命の車輪の轍 】を、
何の迷いも疑いもなく、
ただひたすらつっ走っているようにも見えます。
もしも、ナドラガンドの向こう側での試練も、
5つの領界を繋げることも。
全てが神の【 あらかじめ用意した計画 】通りだとすれば。
全てを解放したとき、いったい何が起こるのか。
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【 錬金術師 】
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60年前の時点で、
至高の錬金術師ゾーネスの弟子を越えるほどの
錬金術師となっていた天才。
最低でも60年の歳月を経た現在
ゾーネスに匹敵するほどの実力者となっているはず。
マデ島での滞在期間に【時渡り】の研究も行っていたらしく、
その場所柄、古代エテーネ王国の知識すら吸収している可能性もある。
そんな術師が、
ゾーネスの遺産【 不思議の魔塔 】に
興味を示さないはずはなく、恐らくはそれらが、
彼(彼女)が先んじてナドラガンドヘ到達していたことに
関係していると思われる。
不思議の魔塔にある
施設、魔法陣、レリーフ等を見る限りでは
星辰の理や太陽、月、鳥(神?)について研究していたようで、
その延長線上に【真理】が存在するのかもしれない。
もしも【 黄金の卵 】が
いつの日か、人の手に届く地平に存在するならば
【 人と神の違い 】とはいったいなんだろう。
錬金術師は、
神以外では最も【 この世界の真理 】に近い者。
誰もが信じる【 絶対なるもの 】を
【 そんなもん、まがいもんだ 】と面と向かって
言える可能性を秘めた存在。
【 創生の霊核 】が女神の手を離れ、
もしも正常な働きを失っているのならば。
それのメンテナンス、
もしくは【 破壊 】ができる存在は
錬金術師をおいて他にない。
そんな気がします。
どのみち、世界の首脳会談に乗り込んで
王族をさらう、などと言う行為、
【世界の全てを敵に回す覚悟】が無いとできないでしょう。
彼(彼女)は、この世界の特異点である。
丁度、500年前のグレンに降りたった主人公のように。
今のところ【 何者かが用意したシナリオ 】を
錬金術師は覆すことができていません。
そしてそのシナリオの中で、
最後のエテーネは死ぬことになる。
兄弟としてそれは是非とも止めたいが、
おそらく、使命とはまた、別なものだと思います。
気になったのは、
その超重要な話の最中なのに、
エステラの接近を察知して簡単に退散していたところ。
教団関係者には
姿を見られたくない理由があるのかも。
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【 竜となるもの 】
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竜族【クロウズ】の身体に生き返しをうけたシンイ。
主人公が生き返しの秘術を受けたのは、
5種族の神の協力を得てのこと。
つまりー・・・【 竜族の神の協力 】がなければ、
竜族への生き返しはできない。
ということはシンイの行動こそが、
【 ナドラガ神 】の代弁である。
という見方もできます。
現状、兄弟と目的を同じくしているようですが
今後もずっと同じかどうかは、
ナドラガ神の思惑次第といったところでしょうか。
シンイは【神意】?【神威】?
クロウズは【 close 】?それとも【 黒渦 】?
彼の名に大きな意味があるとすれば、
色々な予想ができそうですw
~~つづく~~~