目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

ザラターンの冒険日誌

2013-06-23 03:41:26.0 2013-06-23 04:04:35.0テーマ:その他

日誌を書いた!

今日おれは、ゴブル砂漠の西方で、魔物の群れと戦っていた。
チームクエで、【ゴブル砂漠西征伐】の依頼が出たためだ。

ここにいる魔物たち、とりわけ【グール】は、ある程度の力を付けた冒険者たちにとって、丁度良い修行相手となる。
最近は、チームクエの消化等で、落ち着いて鍛錬をする時間があまりとれなかったので、一石二鳥とばかりに、おれはこの依頼に飛びついたのだった。

先の【大悪魔】達との戦いに敗れてから、おれは【盾】の扱いを練習し始めている。

今までは、オノや棍を振り回し、

「盾なんかイラネ」

と、豪語していたが、最近の団内での僧侶需要の高さもあり、渋々ではあるが、おれは一端の
【スティック僧侶】を目指すことにしたのだ。


【パーティ内での需要にあわせて、ある程度自分の役割を変えられる】


・・・そんな柔軟さを身につけることも必要だろう、と今は自分に言い聞かせることにしている。

そんなこともあって、おれは今日、長らく鍛錬を怠っていた【魔法戦士】の職に就いて、盾の技能を上げることにしたのだった。


まあ、今回の話はそんな事情とはあまり関係なくー・・・(←)



たまった元気玉を消費しつつ、【グール】や【ブラッドハンド】達と戦闘を続けていると、
どこからか、かん高い、悲痛な叫び声が聞こえてきた。

酒場で紹介してもらった仲間に【バイシオン】をかけつつ、おれは声がした方向に目をやる。
声の主はー・・・

小さなドルボードに乗って疾走する、サラサラヘアーのプクリポの女の子。
(いや、成人女性かもしれない。はっきり言って、オーガのおれにはプクの大人子供の見分け方はよくわからないのだが、まあ、今はそれは置いておこう。)

どうやら、周りの冒険者達に助けを求めているようだ。


女の子「ザオお願いします><」


今にも泣き出しそうな顔でそう連呼しながら、ドルボードで駆け回っている。

ああ、蘇生できる仲間が、不意の事故でやられてしまったのだろうか・・・。
できることなら助けてあげたいが、今のおれは魔法戦士。
その上、酒場で紹介してもらった仲間達は、何のルールか知らないが、同じPT以外の冒険者を手助けすることを禁じられている。
今のおれにはどうすることもできないな・・・;

そう思いながら、魔物達との戦いを続けていると、その女の子が、ついにおれの目の前にやってきた。ドルボードの動きを止めて、必死そうにおれに呼びかける。


女の子「ザオおねがいします><」


うう、なんて目をしているんだ;;
もし今おれに【ザオ】ができたなら、戦闘を放り出してでも助けに行くのに!
だが、今のおれは魔法戦士・・・;;どうすることも・・・


女の子「仲間が><」


ああああ、どうしよう、【せかいじゅのは】使う?いや、知らない人にそんなことしたら普通に引かれるだろ;
どうすることもできない以上、彼女をこんな所に立ち止まらせているわけにはいかない;
【グール】に頭からカジられながら、おれは叫んだ。


ザラ 「すいません!!魔法戦士なんです;;」


そのまま通り過ぎればいいものを、その子は一瞬とどまって、もう一度声をかけてくれた。


女の子 「はいです!」

女の子 「ありがとぉ><」


グールをぶら下げたまま、おれはその子の背が遠ざかっていくのを見守る。

ああ、なんて礼儀正しい子なのだろう;;
どうしよう、近くのテントのルーラ石持ってるし、【おいのり】でつないでもらって、ザオ持ち職になってくるとか?;
いやいや、そもそもおれはお仲間の人のいる場所を知らないし;
それに、この砂漠結構人いるし、おれ以外の誰かがきっとぶべらッッ!!


不意に、猛スピードで岩石が直撃したような、ものすごい衝撃が全身を襲った。

きりもみ状になって宙を舞いながら、おれはかろうじて何が起こったのか確かめた。衝撃の正体はー・・・



【うごくせきぞう】



いつの間にか【ブラッドハンド】に呼ばれて戦場に現れていた、このおっさんの石像(いや、石像のおっさんというべきか)が、その【石の拳】でおれをぶん殴っていたのだ。

仲間の【ベホイミ】を受けて、なんとか体勢を立て直す。
とにかく今は、戦いに集中しなければ・・・


・・・
    ・・・
        ・・・ 予想以上に長引いた戦闘の後、女の子の姿はもうどこにもなかった。


その後も、転戦しながらなんとなく、その子の消えていった方向に向かってはみたが、やはり姿を見つけることはできずー・・・




願わくば、お仲間がちゃんと誰かに助けられていますように。



一端の【スティック僧侶】・・・か。

案外、いいものなのかもしれないな・・・。


              ~~~FIN~~~
いいね! 41 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる