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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2013-07-02 03:20:10.0 2013-07-02 03:49:22.0テーマ:その他

撮影場所「グレン住宅村 756丁目雪原地区」 / 水やり、してますか?

          【水やりWARS】




数ヶ月前、突如、この世界を襲ったモノがある。


・・・【災厄の帝王】?


いやいやいや、そんなものではござぁせん。

アストルティアを突如襲ったそれはー・・・



       【家庭菜園ブーム】!!!!!


今や、住宅村のほとんどの家に、カカシ付きの畑が置かれているのは、もはや周知の事実である。

しかもである。

花の民であるプクリポや、自然を愛するエルフの民ならいざ知らず、
質実剛健なオーガ達も、職人気質なドワーフ達も、一心不乱に
【お花】ばかり育てているというのだから驚きだ。

少なくとも、冒険者の中で、畑で野菜を育てているという話をおれは聞いたことがない。

というのも、背景には、お花は、【装備品のカラーリング】に使えるので、お洒落に力を入れている冒険者達が、こぞって買い集めているという事情があるからだ。

人気の色の花は、なんと一輪1500Gほどになる。
冒険者達の必需品ともいえる【やくそう】や【どくけしそう】などと比べてみれば、これがどれほどの高級品といえるかは想像に難くない。

そんなこともあって、貴重な花を育てて一財産築こうとする者や、自分自身の冒険に彩りを与えたい者達などが、こぞってお花を育てているというわけだ。
かく言うおれも、その一人であるわけだがー・・・




家庭菜園が根付いてくると、必然的にある文化が生まれた。

友人や、近所に住む人々との、畑の【水やり】を通じた交流である。
この交流を、盛んに行っている者もいれば、諸事情を含めて、全くの無頓着である人もいるだろう。

そう言うおれはー・・・


そこそこの、【水やり魔】なのではないかと推測される。


おれの一日の冒険は、武器鍛冶ギルドへの納品、そして水やりから始まる。

まずは、自分の畑。
次に、同じ丁目の同じ地区に住んでいる人たち、いわゆる【ご近所さん】の畑。

その後で、旅団メンバーのすべての畑を回りつつ、特にお世話になっている友人様、数軒の畑もついでに訪問。

あとは、自分の畑のお世話をしてくれた人にお返しに行き、
数日に一度、時間にとても余裕があるときは、絡みの少ない友人様のお宅にも訪問することにしている。



・・・これが多いのか少ないのかは良くわからないが、

まあ、取りあえずは自称【そこそこの水やり魔】というわけだ。


善意の押しつけを望まない人も、中にはいるだろう。それはわかっているつもりだが、なんだか、この日課を終えないと、冒険をしていても落ち着かないのだ。
この【水やり】の旅は、もはや自分のためだと言えよう。




これは、そんな【水やり魔】達の物語。
限りなくノンフィクションである。



ある日、おれの畑に、全く知らない人が水をくれていた。
自宅のチャイムには、何の伝言もない。


【水やり魔】を語るおれの畑に、伝言もなしに水をくれるとは・・・


これは、【挑戦】と見て間違いないだろう。

おれは、冒険者の登録状況を統括している【冒険者の広場】と呼ばれる場所に赴き、その人の名前を頼りに名簿に目を走らせる。
しかし、いくら探しても、その名前を見つけることはできなかった。


【広場】のネットワークにも引っかからない、だと・・・;

お返しに行けないのはすっきりしないが、どうしようもなかったので、取りあえずその日は、そのことは考えないようにするしかなかった。




それからしばらくしてー・・・


ある日、何気なく入ったご近所の家の【スライムチャイム】に、その人のメッセージが残されているのを発見した。
メッセージは・・・


「○丁目○番地で、バザー始めました」



なんと、ご丁寧に住所を書いてあるではないか。


これは良いモノを見つけたとおれは、勇んでその人の家に行き、嬉嬉として畑に水をまき、スキップで帰った。


ああ、スッキリしたw
その日のおれは満足だった。



しかし、次の日・・・



おれはまた、困惑することになる。


                 ~~~長くなるのでつづく~~~
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