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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2021-12-18 15:54:27.0 2021-12-18 17:17:59.0テーマ:その他

知られざる聖戦⑦(Ver5範囲までのネタバレ注意)

開戦___


冒険者達を加えたファラザード軍は、
街よりやや北にある
「ディンガ交易所」辺りに布陣した。
無論、交易所の関係者は、戦える者以外は
ファラザードヘ待避済みである。

…ジャリムバハの地は砂漠と言えど、
アストルティアのゴブル砂漠のような
見通しの良い開けた地形ではなく、
大きな砂岩や、太古に石化されたという
大蛸の部位のなごりなどで、
それなりに入り組んでいる。

敵戦力は易く見積もって、こちらの十数倍。
もしも広い場所で全面衝突すれば、
我々は瞬く間に包囲され、
一網打尽となることだろう。

故に地の利を活かし、一度に大量の敵勢力を
前線に投入しにくいであろう、
狭まった地形に布陣を展開。

まずは敵の撃破よりも、
味方の損害を極力抑えつつ、援軍を待つ。
というのが、こちらの魂胆だ。


…戦場には、すでに剣戟の響きや、
呪文の轟音が鳴り響いている。
さて、おれの目の前の相手は…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


ダークパラディン、だと…
敵方には奴らが、何十、何百と
居るというのか。

以前あの魔物と戦って
危うく死にかけた記憶が、脳裏に蘇る。

だが…今は必要以上に恐れる事はない。
何故なら…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



剣を抜き放てば、すかさずフォースの光が
刀身を包み込む。

いつの間にか我が身には
「腕力」「耐久力」「素早さ」増強の
呪文等が付与されていて…

足元には、強化の術式が刻まれた魔法陣が
幾重にも張り巡らされていた。



…そう、一人で成せる事など、
たかが知れているんだ。
「この力」こそが、おれ達の真髄…!



剣を振るえば、
只の「はやぶさ斬り」が破壊の風を纏い、
岩をも斬り裂く双刃となる。

やれる。
おれは雄叫びをあげて、駆けだした。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


それほど労せず
ダークパラディンを下したおれは、
次の敵を定めるため、辺りを見回した。


『 世界滅亡の瀬戸際だ!
  今日ばかりは「葉っぱ」も!
  「エル飲み」も「雫」も、
  惜しみっこ無しだぜ!! 』


近くでドワーフの道具使いが、
薬を振りまきながら
どこか楽しそうに叫ぶ。


『 お大尽サマ!
   ィヨッ!太っ腹! 』


人間の盗賊が、走り回りながら、手際よく
ネバネバ爆弾を、敵陣に投げ込んでゆく。


『 イヤ、割り勘よ!後で!
  破産するし。 』

『 マジでぇ!!? 』


ドワーフの言葉に驚きながらも、
オーガの踊り子が、華麗な舞いで
味方を鼓舞する。


『 がっはっは!良いじゃねえか!
  皆でふりかけご飯生活しようぜ! 』

『 オイオイ勘弁してくれよ! 』


…その踊りで力を得たウェディの闘士と
壮年のオーガ戦士が、背中合わせに
大剣をぶんまわし、凄まじい剣圧で
周りの敵を吹き飛ばしてゆく!

…火力に貢献するよりも、
おれは騎士にしか出来ない役割を
果たした方が良さそうだ。


敵陣の、一際目立つ
一つ目巨人に狙いを定め、駆け出す。

大物の注意を引き付け、前線から隔離する。
無理に倒そうとしなくていい。
味方の損害を抑えられれば、
結果的に火力は取り戻せるはずだ。

相手の攻撃をいなし、受け流し、
味方を守る!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


一つ目巨人と戦っていると、
近くにいたファンキードラゴが
急に喋りだして、肝を冷やす。


『 どうよ!ようやく身につけた、
  オレっちの竜化の術! 』


『 ああ、アフロのあんたか! 』


『 そそ、ドラゴラムったはいいが…
  変身しない方が、
  実は強いって、言うね… 
  血を吐く思いで、ね…
  身につけたのに、ね… 』


『 てんでダメじゃん。 』

『 暇つぶしには丁度良いね。 』


…周りにいたプクリポの魔法使い達が、
容赦ないツッコミを発する。

『 しかァしッ! 』

ファンキードラゴが息を吸い込み、
焼け付く息を吐き出すと、
前方の魔物達が次々に痺れてゆく。

『 バトルは!強さだけが
  全てじゃあないんだゼッ!
  ブラザー達ィ!! 』

それを見たプクリポ達は、
目を輝かせて喝采した。


『 すごいや兄貴ィ! 』

『 ブラーーヴォ!
  ブラザーァァァァッ!!』



…緒戦、さい先良し。


テンションの上がった魔法使い達の火球で、
一つ目巨人が倒れるのを見届けた後、
おれはまた次の目標を求め、駆けだした。


~~つづく~~
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