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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2021-12-22 23:20:14.0 テーマ:その他

知られざる聖戦⑨(Ver5範囲までのネタバレ注意)

バルディスタ、ゼクレス両軍の参戦により
益々激戦の様相を呈してきた
ジャリムバハの戦い。

ディンガ交易所辺りに設置された本陣では、
居合わせた兵士と冒険者達、司令ベルトロ、
彼に乞われ援軍を連れに戻っていた
ゼクレスの名門貴族リンべリィ、そして…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆

呪法に詳しそうだ、と急遽招かれた
ファラザードの『黄昏呪術店』の店主
「ネシャロット」を交え、
緊急の会議が行われていた。


『 【魔瘴魂】… ?
  そいつが敵の親玉だって? 』

『 確証はないけど…十中八九
  そうなんじゃないかなぁ。 』


ネシャロットは語る。


『 あれだけの数の魔物達の精神を
  一度に支配し、操るなんて
  どんな凄腕の術士にだって
  無理なんだ。

  もしそんなこと可能だとすれば、
  それは魔瘴を自在に操る邪法…
 
  でも、そんなシロモノが扱えるのは
  滅神や、彼のチカラに連なる邪神、
  大魔王だけ、のハズなんだけど…
  その筋は無さそうだから。
  消去法で、魔瘴魂かなー、と。 』


…魔瘴魂とは、滅神の皮膚片や血肉…
体の一部より生まれる闇の根元のミニオン、
または分身体であり、故に魔瘴を操る術を
知っていたとておかしくはない。

そこまで語りつつも、彼女は
「でもなぁ…あれだけの数だしなあ」
などと、顎に手を当てて呟いている。
少し腑に落ちない様子である。


『 良く分かんねえが…そいつを倒せば、
  戦況は変わるってえ事だな。 
  せめて、潜んでいる
  場所が分かれば良いんだが。 』

『 ああ、それなら簡単だよ。
  戦場で、とびきり濃い魔瘴を帯びた
  魔物を探せばいいのさ。 』


壮年の戦士の疑問に手早く答えると、
彼女は持参した怪しい袋から、
何やら、小箱のような物を取り出し、
二ヒヒと笑った。

プリズニャンの装飾が施された、
何か…どこかで見覚えのある箱だ。

( なあ、アレって… )
( うん、プリズランのアレじゃない? )

…冒険者達の間に、動揺が走る。
それを気に留める風もなく、
呪術師は得意げだ。

『 じゃ~ん!
  ボクの自慢の呪具の1つ!
  「千里眼の箱」~! 』

( やっぱりそうだー! )
( アレでいいんだ。 )
( てかアレ呪具なんだ。 )

冒険者たちのヒソヒソ話の中で、
「不細工な猫ね」と、リンべリィが
そっぽを向いて吐き捨てるが、
周りから「六大陸堂の店主が喜ぶやつ」と
聞いて一転、興味津々に見つめだす。


『 えーと…「強い魔瘴の持ち主」 
  とインプットして…二ヒヒ♪
  よし、起動するよ~! 』


ネシャロットが起動の
ボタンらしき物を押すと…

『強い魔瘴の持ち主の場所が分かるニャ』

箱から猫っぽい声が聞こえて
細工部分の目が光り出し…
その光が立体映像となって、
ジャリムバハ全景の地図を映し出す。

歓声を上げて見つめる兵士達と、
遠い目で見つめる冒険者達。

…考えてみるとこの箱、
何気にすごい技術である。


『 この「足跡」の位置に恐らく
  魔瘴魂が居るはずさって…え?
  うわぁヤバっ!? 』

ネシャロットが急に悲鳴を上げる!


場が騒然とする中…
彼女は動揺を隠せない様子で
ゆっくりと口を開いた。


『 あり得ない事…なんだけど…
  何か…こっちが
  「逆探知」された…
  つまり相手は…魔瘴魂じゃない?
  どういう事…? 』

『 なんだ…?
  一体何が起こってる? 』


…場の誰もが混乱する中、
誰かが「箱を見て!」と叫ぶ。


猫の細工が映す立体映像が、
いつしか地図ではなく、
一人の魔族の男を映し出していた。

皆が箱に注目したところで…

箱からゆっくりとした拍手の音と
男の声が聞こえてきた。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 こうも簡単に
  私の場所を特定されるとは、な…
  流石はレジャンナの末裔、
  ネシャロット殿下と言った所か。』


ネシャロットの眉が、ピクリと動く。


『 ボクの名を知るキミは… 』


『 手前がそっちの大将…
  魔瘴魂さんかい!? 』


ベルトロが叫ぶ。

『 将と言うなれば、その通り。
  魔瘴魂かと問われれば…
  当たらずとも遠からず、かな。』
 
男は悠然と、そう答えた。


『 そうか…ようやく
  繋がって来たぞ…
  キミはゼクレスの… 』


…ネシャロットが何かを呟く中、
それまできょとんとしていた
リンべリィが、何かを思い出したように
映像を指さし、あっと大声を上げる。


『 アナタもしかして!
  ナーヴァナ家のモラード!? 』


映像の男は、不気味に微笑んだ。 


~~つづく~~
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