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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2022-04-30 10:48:46.0 2022-04-30 18:27:37.0テーマ:その他

ペペロンチーノ⑧(了)(※Ver6・0までのネタバレ注意)

ネビュラを放った事により浮力を失い、
おれはそこそこの高度から
落下する羽目になった。


( うむ!
  着地の事まで考えてなかった! )


どうにか受け身を取って
落下の衝撃を抑える。

痛みを堪えながら立ち上がると、
視界に入ったのは、
気を失った黄金竜だった。


( すまんな、お前も
  守る為に戦ったんだろうに… )


だが目を覚まされでもしたら、
こちらの命が危うい。
一瞬、腰元の剣に手をかけるも…

倒れた黄金竜の元で、心配そうに鳴く
子竜達を見てしまっては、
そんな気分にも なれなくなる。


…となれば、おっさんを回収して
さっさとこの場から退散するのが最善手。 
手荒い救助にはなったが
命に別状は無いはずだ。た、多分。


だが…


『 おっさん、大丈夫か? 』


辺りを見回すも、姿が見えない。

落下の際、竜の手を離れるのは見えたが…
まさか、勢い余って、どこかから
滑落でもしたとか…?


『 おっさん、どこだ!? 
  無事なのか!返事をしてくれ! 』


額に脂汗を滲ませながら、
必死に呼びかけると…


『 心配するな、
  ワシはここだ。 』


応答があったので、一安心。

しかし…
すぐにおれは違和感を覚えた。
声が聞こえてきた方向が、
頭上からだったからだ。

一体どういう状況だ?
とりあえず上を見上げると…


『 え 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



なんと おっさんが、
宙に浮いているではないか。


翼を、広げて…!


という事は。


『 おっさん、まさかあんた…
  本物の天…使…? 』


『 なんだ?
  まぁ~だ疑っておったのか! 』


上空におっさんの笑い声が響いた。
確かに、言動がおかしいと思ってはいたが…



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 ザラよ。慌ただしくて悪いが、
  刻限が近い。
  ワシはもう行かねばならぬ。 』


あまり遅くなると、
上から大目玉を食らうから、
と、苦笑するおっさんにつられて、
こちらも口角が上がる。


『 …そうか。 』
  

『 今度の助力、感謝する。
  見事なネビュラだったぞ。 』


『 おっさんの助言のお陰さ。 』


『 ワシはきっかけを与えたにすぎんよ。
  これからも己の力を信じ、
  魂を次なる階梯へと
  導いてゆくのだぞ。 』


『 何を言ってるか半分解らんが…
  まァ頑張るよ。 』


…それでいい、とおっさんは笑う。


『 ではそろそろ帰るとしよう。 』


『 帰るって…もしかして
  レンドアの上空に浮かんでるという
  あそこに、なのか? 』


『 そうだ。
  女神の御座にして
  我ら天使の里。 』



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆




『 【 天星郷フォーリオン 】へ… 』


『 天星郷…
  フォーリオン…! 』



『 ではなザラ!
  ぺぺロムッチーノ、
  辛いがなぜか、また食べたくなる
  不思議な味だったぞ! 』


『 ペペロンチーノ!
  大分近くなったけど…
  最後まで覚えられんかったな。
  ま、フェディーラ殿に
  作って貰うといいさ。 』


『 わはは、そうしよう! 
  では、達者でな! 』


『 ああ、おっさんも! 』


おっさんは、翼をはためかせ
ゆっくりと天へと昇っていく。
…と思ったら。


『 最後に1つ。 』


『 なんだ、まだ何かあるのか。 』


『 気をつけろ、
  竜が目を覚ましとるぞ~ 』


『 えっ 』


…振り向くと、
怒りに満ちた表情の黄金竜の巨躯。


『 お、おはようございます… 』


『 わっはは!幸運を祈るぞ! 』


笑いながら去り行くおっさんに向かって、
思い切り罵声を浴びせながら。
おれは、燃え盛る竜の火炎をくぐり抜けて
駆け出した。

はっきり言って窮地だが、
なぜか気分は晴れやかだ。


( フォーリオン。
  天使たちと…その郷、か…! )


新たな冒険の香りに胸を躍らせつつも…

でも天使の世界も
なんか世知辛そうだなあ、と
おれは思ってしまうのであった。


( はは! なんだかなあ )



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



  _後日、万魔の塔_



『 …ついにパラディンで全災壇を
  完全制覇しちまうとはなあ。
  お前、技のキレが以前とダンチだぜ。
  何があった? 』


『 ふふ、それはな… 』



ギラムの疑問に、ドヤ顔で答える。



・・・



『 あー、うん…
  おっさん天使、マジ天使。 』



『 まあ、そうなりますよねー! 』




~ ペペロンチーノ、了 ~
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