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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2022-08-13 10:20:48.0 2022-08-13 20:21:59.0テーマ:10周年記念(8/31まで)

10年、轍(4)

彼女は
『 クエストリストに無い冒険 』を
楽しむ天才で。

釣りを嗜んだり、
七不思議を追いかけたり…


たまーに、

『 ひとくいばこ や 
 ケセランパサランを
 100匹倒したい!! 』

みたいな物好きな企画を考えては、
人を集めて本当に実行してしまう。


1つ1つの事柄には
あまり興味の無かったおれだが、
そんな彼女の独特のノリや、纏う空気、
突拍子もない発想とかがとにかく好きで、
よく付いていっていた。


(゜口)< 『だいじなもの』を
    道具として使ったときの
    メッセージを確認し損ねたから
    クエやり直していい?

    と彼女が言い出した時、
    筆者はなんか…
    すごい嬉しくなりました←

    そんな女子が
    本当にいるのか!とw


…とにかく あの頃は、
一緒に何をやっても、
ただただ楽しかった記憶がある。



だが。



いつしか日は陰り始める。



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


そう、いつからか…
彼女は、元気を無くしていた。


(;゜口)< えっ… 
    もしかして おれのせい?


と少し思ったが、違った。
どうやらリアルで何か
辛いことがあったらしい。


『 相談に乗る事くらいはできるから、
  何でも話してくれ。
  内容が言いにくいなら、
  ただの愚痴とか、そんなんでも
  いくらでも聞くから。 』


そんな感じで呼び掛けた記憶があるが…
彼女は何も、語ってはくれなかった。


訳も分からないまま、
おれは彼女を どうにか元気付けようと、
色々と走り回ったが…
それが逆に良くなかったのかもしれない。


彼女は次第に、
おれを避けるようになってしまった。


(;゜口)< ま、まけるかァ~!


それ自体結構ショックだったが、
しかしそこで挫けずに、おれはある日…

彼女がいる場所に無言で近づき、
背後から『 いいね! 』するという
何気ないサプライズを敢行した。



ストーカー呼ばわりされた。



その場は笑って退散したが…
内心、彼女への気持ちが、
冷め始めてゆくのを感じた瞬間だった。


( 落ち着け、彼女の心は今、
 きっと少し病んでいるんだ。 )


そう自分に言い聞かせようとするも…


考えてみれば元々、
彼女から誘われてパーティを組むことなんて
滅多に無かったことに気付く。

いつも こちらから誘うか、
もしくは彼女の、
書き置きメモ等の公的な募集に
こちらが手を挙げるかだった…


(;゜口)< もしかして最初から…
     結構な温度差があったのか?
     全部おれが、一人で
     空回りしてただけ…?


…ストーカーと呼ばれるのは心底
心外だったので、
こちらから声はかけ辛くなった。

すると当然、前述の通り
関係は疎遠になってゆくわけで。

それじゃいかん!と、
たま~に勇気を出して彼女を誘ってみるも、
ほとんどは つれない返答。

しかし、それで 
おれが他の人達と組んでると、
何か更に機嫌が悪くなってる気がする…


(;゜口)< どうしろと!?


時が解決してくれることもなく
そんな悪循環が、終わることなく数ヵ月。


…これ以上、この状態を続けるのは、
お互いのためにならんだろう、と、
おれはついに、腹をくくって決断する。


きっと、彼女もそれを望んでいるはず。
そう思って切り出した、別れ話。


意外にも…

軽く、引き止められた。


ついでに、
『ストーカー』は冗談だった、と言われた。


様々な気持ちが交錯して心が一杯になり、
目から溢れだしてきた。


それでも結局…


おれは、彼女に向き直ることはしなかった。


逃げ出したのか、と言われれば、
その通りなのかもしれない。


嫌いになったわけではない。


ただ、分からなくなった。
良くも悪くも、彼女という存在は
いつも、おれの理解を越えた先にあった。


相方だった期間は1年を軽く越えるが、
今思えば、彼女と おれとの関係は、
恋愛とは別の何かだったのでは、
と、あらためて感じる。



だって おれは…


彼女の誕生日すら、知らないのだから。



~~つづく~~
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