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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2022-08-27 15:46:58.0 2022-08-27 17:35:27.0テーマ:10周年記念(8/31まで)

10年、轍(6)

『 きみを絶対幸せにする 』


…なんて。
建前でも出任せでも良いから、
おれがそう言える性格だったなら。

あるいは、少し
結末は変わっていたのかもしれない。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


価値観が違っても、
二人は、とにかく仲良しだった。
ケンカなんてした記憶は、
思い返してみたって見つからない。

ゆえに、特に問題が起こることもなく。
長い間、日だまりで微睡んでいるかのような
穏やかな関係が続いた。


が…
そんなある日、
事態は急変してゆくことになる。



…彼女は語った。


『 お見合いの話がきてる。 』


『 え 』


…突然始まった、彼女のリアルお見合い話。
こちらの意見を求められ、無論、
おれはかなり動揺した。


こっちの気持ちは解りきってる。


(;゜口)< お、おれという存在を
     置いて行かないでおくれ~っ!
          …だ。


…だが、その気持ちを
素直に彼女に伝えることは、
おれにはできなかった。

正確に言うと、

『 面と向かって言えない理由 』

があったのだ。


なぜなら…

そう、何故ならば。


誰にも明かしていなかったが、
おれは、というか、
筆者はその時期…



(;゜口)< 実は…リアルで絶賛

     『 失業中 』

       だったのです…



☆   ☆   ☆
☆   ☆   ☆


( ※写真はイメージですw )


そんな不甲斐ない状況で、

『 おれが幸せにするから
     行かないでくれ 』

…だなんて、
たとえ出任せでも言えない。
……言えるはずもない。

むしろ、こういう
しっかりした縁談のほうが、
彼女は明らかに幸せになれるのではないか。

情けなくも、そんな考えすら
脳裏に渦巻いてくる。


が、自分の力で
潔く身を引くこともできなかったおれは、
精一杯格好をつけて、


『 こっちは、今ならまだ
  ギリギリで引き返せる。
  おれの存在が、きみの幸せにとって
  邪魔になりそうなら、
  構わないから思うようにしてほしい 』


…彼女に、そういう感じの
返答をした覚えがある。


(;゜口)< 我ながら女々しい回答。


しかし、彼女は結局、
このお見合いの話を退けた。


おれは それはもう嬉しかったが…
でもそうなると、話は当然


『 一度リアルで会ってみない? 』


という流れになってくるわけで。


…無論、おれも
遊びだったつもりはない。

彼女がそれを望んでくれるのなら、
いつかはリアルで…
…なんて考えは、あるにはあった。

お見合いの話を聞いて、
『彼女の時間を、おれが奪っていたのかも』
という自覚も出てきた。

男として人として、
ここで断るという選択肢は
ありえないだろう。

だが、しかし…!


(;゜口)< と、とにかく今は
     タイミングが悪い。
     悪すぎる。
     合わせる顔もないとは
     この事やでぇ…


と言うわけで。
おれは情けなくも、

『 絶対に逃げ出したりはしないから
  ちょっと待ってください! 』
 
と、彼女に時間を乞うたのであった。


そして了承を得た おれは、
翌日から就職活動を加速させる事になる。


(;゜口)< あまり長くは
      待たせられねェ…
       持ってくれよ体!!
    就活王拳、3倍だぁあァァッ!!!


…その時期に書いた日誌が、
777頁目の『 岐路 』。

主に彼女への約束の証に。
そして同時に、己自身を追い込むために
書いたものであった。


☆   ☆   ☆


☆   ☆   ☆


そして、なんやかんやで
再就職を果たした おれは…
( ※写真はイメージですw )


そのまま数ヶ月は、仕事中心に奔走。


(;゜口)< 慣れぬ業務で気張りすぎ、
     軽めに腰をやらかして、
     マデサゴーラに日誌を
     書かせたりした事も
     ありました…(遠い目)


ようやく諸々に慣れてきて、
周りに目を向けられる余裕ができた頃。

おれは嫌われる覚悟で、彼女に
『 時間がほしい 』と言った理由と、
事の次第を洗いざらい告白して、問うた。


『 こんな情けない状況なんだけど、
 それでもまだ、おれと会ってみたいと
 思ってくれますか? 』



…彼女は
肯定の返事と共に、
 

『 そんな事で、今さら
  嫌ったりしないよw 』


と、笑った。



(; 口)< め………
       女神様なの…?



かくして話は、
アストルティアの枠を
飛び越えてゆく事になる。


~~つづく~~
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