『 やあテゼ、久しぶり。
「 何だ…お前かヨ。
くれテやった そのヤリは、
ちゃンと使いこなせているのカ?
『 ああ。コイツのおかげで
何度も命を繋いだよ。
最近じゃ【なんかすごい鳥】との戦いで
大活躍してるぜ。
「 トリだァ…? まあどうでもいイ。
今更ではあるガ、今日はそいつノ
もうひとつの使い途を教えてやろウ。
『 もうひとつの、使い道…?
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
「 背負ったままでいイ。
ヤりに呼び掛ける感じデ
【 ハーベスト 】…と
唱えてみナ。
『 ハー…なんだって?
「 ハーベスト、ダ。
いいかラ言ってみロ!
『 あ、ああ…
えーと、【ハーベスト】!
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
ニュッ
『 ・・・ ・・・
「 ・・・ ・・・
『 はあああああッ!?
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
『 ヤリが…か、鎌に…!
なんか大鎌になったんですけど!
「 おウ。
そいツが そのヤリの
もうひとつノ姿…
以前にコイツをくれてやっタ、
コンパスを身に着けてル
妙なスライムを連れてた
異邦人の旅人ハ、
この形状を
【 月影の大鎌 】と呼んでいたナ。
『 【 月影の大鎌 】か…いいなそれ。
ありがとう。
今後、鎌が必要な時は、
この形状を頼りにさせてもらうよ。
「 おウ。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
プリシラ
「 というか、砂が貯まったから
鎌を交換しに来ただけですよね。
変な設定つけるの、
痛々しいです…
『 バラされたッ!?
「 あーア…容赦ねえナ…姫…
__________________________
| ザラターンは |
| 常闇の鎌を 手に入れた!|
|__________________________|
~~fin~~