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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

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ザラターンの冒険日誌

2023-02-04 21:57:58.0 2023-02-04 22:04:27.0テーマ:その他

空を目指して(11)(ver6.1までのネタバレ注意)

暗がりの王城。
どこか見覚えのある、白亜の廊下。
そしてその先に見据えるは…


我が身に向けられた、無数の銃口。


( 何故だ…どうしてこうなった…! )


いいや、今は考える時じゃない。
後は野となれ山となれ、か!

剣を抜き放ち、青眼に盾を構え。
気合いの声と共に、おれは廊下を駆け出した。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


満天の星空の元、さざなみが静かに歌う。
ここはウェナ諸島、ジュレットの町。

しかし、港に程近いこの大衆酒場の喧騒の前では、
その歌声は微塵も耳に届きそうに無い。
防衛戦で一仕事終えた傭兵や冒険者たちの集う、
いつも通りの賑やかな夜。


…エックスさんの足取りを追って
この町にたどり着いた おれ達。
早速とばかりに、この酒場で情報収集と
洒落込んだのだが…

意外にも、目撃情報はあっさりと見つかった。


『 オーディス王子、直々に?
  見間違いとかじゃないのか?


『 見間違いじゃあるもんかい!
  一応、お忍びでの訪問だったようだが?

  あんだけ目立ってちゃ誰だって気が付くさ!
  数人の魔法戦士に囲まれた
  王子サマに裸足のセーリア王女!
  そして護衛にゃあのエックス一行!

  仕舞いに御一行が乗ってった船の名が
  『輝けるオーディス号()』だぜ!?


『 か、輝ける…()
  それはともかく、随分と物々しいじゃないか。


…この町に滞在中の冒険者達から
集めた情報によると…

ここ最近、このジュレットを含めた近海では、
止む事のない嵐に悩まされていたのだという。

そのさなかに現れた王子御一行。

彼らは颯爽と船に乗り込み、
何処かへと旅立って行き…その数日後。
嘘のように嵐が止んだらしい。


おれはツキモリ、エスタータと顔を見合わせた。


『 ね、コレって…

『 エックスさんたちも居たらしいし
  多分間違い無いよな。


…彼らはおそらく、このウェナ諸島に現れた
悪神の『心域』に乗り込み…
そして見事、災いを鎮めたのだろう。


『 自ら先陣を切るなんて
  その王子、気概あるじゃねぇか。
  アストルティアの王族も
  捨てたモンじゃないな。


魔界でも、弱い奴に王は務まらない、と
ツキモリが関心したように呟いた。


『 え? ま、まァ…うん。
  元気な王子だな。

『 気概…うん、き、気概はあるね!…ね!


…しかし、その後エックス一行が
何処に向かったのかは、情報を集めても
ついに分からなかった。

まるでこの世界から飛び立ってしまったかのように
痕跡の、その一切が途絶えてしまったのだ。


『 さて、これからどうする…?


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 はい!それなんだけど!


エスタータが勢いよく挙手する。
おれは少し嫌な予感がした。
何故なら…


『 あたしは、その『心域』に
  行ってみたい!

『 まァーた寄り道かよ…


ツキモリは、諦めのため息をつく。
…おれも、彼女がそう言うだろうと
思ってはいたんだ。だが…


『 だって…わざわざ王子に、
  セーリア様まで行ってたんだよ!?
  って事はさ!
  ヴェリナードゆかりの英雄が
  悪神になって暴れてたって事だよ!


ヴェリナード王家は、代々
海神マリーヌの賜物とも言われる
『歌』の魔力によって、ウェナ諸島を守ってきた。

吟遊詩人であるエスタータが興味を惹かれるのは
至極もっともな話ではある。

ではあるのだが…今回は、ちと場所が悪い。
おれはわざとらしく腕を組んで唸った。


『 でもなあ…
  心域のある場所は、海の上って話だぜ?
  それにその海域周辺は、
  まだ嵐が止んで無いって話じゃないか。

  んで、おれは泳ぎが苦手だし…
  ふ、船酔いするんだよ…


そう、山育ちのおれは、
海の上がどうにも苦手なのだ。


『 もー、情けないこと言わないの!
  冒険者でしょ!

『 うっ…それを言われると…


助けを求めるようにツキモリを見るが…
奴は肩をすくめて、遠い目でそっぽを向く。
『諦めろ』のサインだ。

ま、まだだ。おれは諦めない。


『 行くとしても、だ。
  残念ながらオーディス号みたいな
  嵐に負けない魔法船の
  チャーターなんて出来ないだろ?
  ああー残念。残念だなぁー。


片手で顔を覆って大仰に残念がるおれに、
エスタータは勝ち誇った笑顔を向けてきた。
ど、どう言う事だ…


『 何言ってんの、あるじゃん、
  嵐に負けない船。ツテも。

『 えっ?


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 えっ!?


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 ええええッ!!?



~つづく~
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